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愛知県弁護士会人権賞

愛知県弁護士会では地道に献身的な人権活動を続けておられる方を讃え表彰しています。

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 令和4年度の愛知県弁護士会人権賞は、「国際子ども学校ELCC」が受賞され、令和5年2月14日に授賞式が行われました。

 愛知県弁護士会では、皆様からの人権賞候補者のご推薦をお待ちしています。

今までにこんな方たちが表彰されています。

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1999年度受賞
子どもの虐待防止ネットワーク・あいち CAPNA

なかなか実態がつかめない子どもの虐待。1995年、一本の電話から相談を始めてみたところ、61件のうち47件が虐待に関係していた。以後、弁護士や医師、いろいろなボランティアによって、電話相談などをはじめとした虐待防止の活動を続けている。

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2005年度受賞NPO法人 
セーブアフガンチルドレンの会(代表:サーベ・ファタナさん)

2001年の「アフガン攻撃」をきっかけに、アフガニスタンの戦災孤児の援助を目的として会を設立。02年にはカブールの仮設事務所で戦災女子孤児を預かり、教育と生活の支援をする活動を開始。05年には、女子孤児と女性のための自立教育センター「ウミード」を開所し、40人の女児が生活している。

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1994年度受賞
わっぱの会(代表:斎藤縣三さん)

1971年、名古屋の街の中で3人の若者が共同生活を始めた事をきっかけに、「わっぱの会」設立。障がいを持つ人、そうでない人が協同して働き、パンやクッキーなどの販売や、印刷業務(現在は独立)、農業など、様々な取り組みを行っている。

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1997年度受賞 
藤井克彦さん(笹島診療所ソーシャルワーカー)

仕事がなくて野宿になった日雇い労働者が、飢え死んだり、凍え死んでいるという報道を機に、1976年から日雇い労働者の炊き出し、医療活動を始める。85年には「笹島労働者会館」「笹島診療所」の設立に尽力。

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1992年度受賞
故ステファニ・レナトさん(カトリック小牧教会神父)

外国人にとっても、日本人にとっても住みやすい社会作りをと、不登校の子どもや非行少年と言われる子どもたちを自宅に預かったり、外国人労働者を一時保護するなどの救援活動を行った。また、海外の人権活動にも尽力された。

関連:「さようならステファニ・レナトさん」(名古屋弁護士会会報平成15年10月号掲載)

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1991年度受賞 
皿井寿子さん(社会福祉法人愛光園理事)

一人の脳性麻痺の子のお世話をきっかけに、1965年に重症心身障がい児のための通園施設「愛光園」開設。
その後も身体障がい者療護施設「ひかりのさとのぞみの家」、障がい者の更生施設「まどか」を開設するなど、どんなに重い障がいがあっても、一人の人として安心して生きていける場つくりに奔走している。

歴代の受賞者

2022(令和4)年度 国際子ども学校ELCC(池住圭代表)
2021(令和3)年度 NPO法人シェイクハンズ(松本里美代表)
2020(令和2)年度 大海明敏さん(カトリック五反城教会 主任司祭)
2019(令和元)年度 認定NPO法人 平和のための戦争メモリアルセンター(資料館「ピースあいち」館長 宮原大輔さん)
2018(平成30)年度 社会福祉法人たんぽぽハウス(加賀俊子代表)
2017(平成29)年度 一般社団法人アンビシャス・ネットワーク(田中嵩久代表)
2016(平成28)年度 石原バージさん(FMC(フィリピン人移住者センター)代表)
2015(平成27)年度 川口祐有子さん(NPO法人まなびや@KYUBAN代表)
2014(平成26)年度 梅尾朱美さん(愛知県視覚障害者協会会長)
2013(平成25)年度 犯罪被害者自助グループ「緒あしす」(青木聰子代表)
2012(平成24)年度 社会福祉法人愛知いのちの電話協会(小山勇理事長)
2011(平成23)年度 NPO法人セカンドハーベスト名古屋(ジョン・シーランド理事長)
2010(平成22)年度 のわみ相談所・在日外国人の人権を守る会(林隆春代表)
2009(平成21)年度 島しづ子さん(障がい者支援、NPO法人「愛実の会」理事長)
2008(平成20)年度 「共の会」(在日外国人支援、狩浦正義代表)
2007(平成19)年度 神原義勝さん(中国残留邦人帰国者支援)
2006(平成18)年度 東海『非行』と向き合う親たちの会(通称ひまわりの会・八田次郎代表)
2005(平成17)年度 NPO法人 セーブアフガンチルドレンの会(サーベ・ファタナ代表)
2004(平成16)年度 セイブ・イラクチルドレン・名古屋(小野万里子代表)
2003(平成15)年度 高橋昌久さん(小児科医師、臨床心理士)
2002(平成14)年度 伊藤光保さん、佐藤光さん、杉浦裕さん(ホームレスに対するボランティア医師グループ)
2001(平成13)年度 杉本誠さん(日本キリスト教団西尾教会牧師)
2000(平成12)年度 山田悦代さん(医師)
1999(平成11)年度 子どもの虐待防止ネットワーク・あいち(祖父江文宏代表)
1998(平成10)年度 杉浦明道さん(明勝寺住職)
1997(平成9)年度 藤井克彦さん(笹島診療所ソ-シャルワ-カ-)
1996(平成8)年度 矢満田篤二さん(社会福祉士)
1995(平成7)年度 「名古屋ダルク」(外山憲治代表)
「YOSHIの会」(服部政一、美恵子代表)
1994(平成6)年度 「わっぱの会」(大崎政男代表)
1993(平成5)年度 杉山千佐子さん(全国戦災傷害者連絡会会長)
1992(平成4)年度 ステファニ・レナトさん(カトリック小牧教会神父)
1991(平成3)年度 皿井寿子さん(社会福祉法人愛光園理事)
1990(平成2)年度 「滞日アジア労働者とともに生きる会」(通称アルスの会・狩浦正義代表)
1989(平成元)年度 「心に刻むアウシュヴィッツ展」名古屋(三輪田なな子代表)

※2002年度以降はリンク先に詳しい紹介記事があります。

募集から表彰までのながれ

毎年候補者を募集
8月末 募集締め切り
12月  審査
来年2月  表彰
※通年で募集していますが、9月以降の候補者は翌年度に繰り越されます。

賞の対象となる人

・人権侵害に対する救済活動
・人権思想の普及、確立のための活動
・その他人権擁護のための活動
 原則として愛知県内に住所または事務所をおく人・団体を対象としますが、その活動が主として愛知県内において行われている場合も含みます。

選考・表彰の方法

選考方法は寄せられた「推薦書」をもとに、選考します。最終選考に残った方について、選考委員(学識経験者等の委員5名、弁護士会委員4名)の審査を経て決定し、弁護士会館にて表彰します。

賞の内容

 受賞者には正賞(賞状)と、副賞(賞金20万円及び賞品)を贈呈します。