愛知県弁護士会トップページ> 愛知県弁護士会とは > 会長あいさつ > 2020年 新年のご挨拶

2020年 新年のご挨拶

nenga-04-1-thumb-320xauto-1927[1].png

IMG_8360 (1)700.jpg

明けましておめでとうございます。

皆さまにおかれましては、つつがなく令和初めての正月をお迎えのこととお慶び申し上げます。

旧年中は、愛知県弁護士会の諸活動にご理解、ご協力を賜り、誠にありがとうございました。本年も引き続きよろしくお願いいたします。

当会は、人権擁護活動を中心として様々な活動を行ってきておりますが、昨年当会が重点的に取り組んだ活動の一端を紹介させていただきます。

不当な身体拘束から速やかに解放する弁護活動に取り組みました。具体的には、身体拘束が不当だと思われる事案について積極的に準抗告を申立てる取り組みを9月から11月までの3か月間行いました。この期間に準抗告を申立てたと当会に報告のあった件数は124件であり、うち24件の準抗告が認容されました。不当な身体拘束は大きな人権侵害ですから、これからも引き続き身体拘束からの解放に努める弁護活動に積極的取り組んで行きます。

当会は、2017年5月「男女共同参画推進基本計画」を策定し、女性会員の会務参加の促進、女性会員・女性修習生に対する差別是正と活躍の場の拡大等に取り組んでいます。その一環として、昨年11月3日、名古屋大学のキャンパスにおいて、主に女子中高生を対象とした「来たれ、リーガル女子!inあいち」を開催しました。内閣府の企画に応募して採用され、日本弁護士連合会等と共催して行いました。参加した女子中高生が、女性法曹(弁護士、裁判官、検察官)の生き生きした姿に接し目が輝いていたのが印象的でした。これからも若者に法曹の魅力を伝えて行きたいと思っております。

いじめ、虐待が大きな社会問題となっています。社会に大きな衝撃を与えた1994年に西尾市で発生したいじめ自死事件から25年が経過しましたが、この間いじめ事件は減少するどころか年々増加し、平成30年度の認知件数は54万件を超えています。当会も、いじめ、虐待等に対応するため、スクールロイヤーの連続勉強会やシンポジウムを開催して研鑽に務めています。昨年は、長久手市との間で協定を結び、当会から長久手市にスクールロイヤーを派遣し、学校内において発生するいじめ等の法律問題に助言するようになりました。これからもこのような協定を増やして行きたいと考えております。

「罪に問われた人の社会復帰支援」が求められるようになっています。当会は、昨年4月から、刑事弁護活動、付添人活動が終了した後も「罪に問われた人」の社会復帰、再犯防止を手助けする「よりそい弁護士」の活動を始めました。この活動は愛知県のモデル事業として県から一定の資金援助を受けています。モデル事業は今年の2月で一旦終了しますが、当会の活動は今後も継続する予定です。

憲法改正への動きは、一時に比べると静かに思えますが、現政権は憲法改正に強い意欲を示していますので、当会も法律の専門家集団として、今後も憲法改正の議論状況について整理して国民に情報提供して行きたいと思っております。

弁護士、弁護士会を取り巻く状況は厳しいものがありますが、県民の皆さまの法的ニーズに的確に対応できるように努めて参りますので、これからも当会の活動に一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

                      2020年(令和2年)1月1日

愛知県弁護士会 会 長 鈴 木 典 行

副会長 米 澤 孝 充

同   黒 澤 佳 代

同   服 部 千 鶴

同   中 川 博 晴

同   柚 原   肇

過去の会長あいさつはこちら