会報「ＳＯＰＨＩＡ」　平成２８年１２月号より

人権擁護委員会　国際人権部会

　今般、当会会員が原告代理人を務める難民不認定処分取消請求事件で、第一審では敗訴したものの控訴審で逆転勝訴した判決が3件出されました。難民申請がほとんど認められていない状況の中、実務に一石（三石？）を投じる貴重な判決と言えます。本判決をきっかけに、広く会員の皆様に難民認定事件に関心を持っていただき、難民認定実務の改善に取り組んでいただきたいと考え、①日本における難民の状況、②逆転勝訴判決のそれぞれの代理人からの報告についてご紹介する本特集を企画しました。

• 日本における難民の状況
• ネパール人男性の難民不認定処分が取り消された事例
• ウガンダ女性に対する7月判決（名古屋高裁民事3部）
• 難民申請者への希望の判決