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知ってる?子どもの手続代理人

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離婚りこんについてだれか教えて!

オロオロする男の子 なんかね、うち、離婚りこんすることになるらしい。
今、家庭裁判所かていさいばんしょで話合いをしてるって言ってた。

もし、親が離婚りこんしたら、わたしたち、どうなるんだろう?
どっちとらしたいとか聞かれても、言えないよね。
自分でもほんとのところ、よく分からないし。

別々になったら、親やきょうだいと会えなくなるのかな?
学校はどうなるのかな?
シンケンシャ?カンゴ?メンカイ?何それ。
分かんないことだらけ。

そもそも、どうやって離婚りこんって決まるんだろう?
裁判所さいばんしょでは何するのかな?わたしたちも行くのかな?
くわしいこと、だれも教えてくれないし。

わたしたちの気持ちは?
だれか、わたしたちの気持ちは聞いてくれるのかな?
意見とか、聞いてもらえないのかな?
わたしたちの話はだれが聞いてくれるんだろう?
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ガッツポーズをする弁護士

親の離婚りこんで、子どもの生活は大きく変わります。だから、離婚りこんをするときは、子どもについていろいろなこと(例えば、どちらと一緒いっしょに住むかなど)を決めます(親権者しんけんしゃ監護者かんごしゃ面会交流めんかいこうりゅうと言ったりします。)。

そういった子どもについての大事なことを決めるとき、子どもの意見はどうなるのでしょう?
親を通して伝えることもできますが、家庭裁判所かていさいばんしょ調査官ちょうさかんという人が子どもの気持ちを聞くこともあります。
でも、初めての人にうまく自分の気持ちを伝えられるでしょうか?そもそも、今の状況じょうきょう(話合いがどう進んでいるか)をちゃんと教えてもらっているでしょうか?

そんなとき、子どもを助ける、子どものための弁護士べんごしが、どもの手続代理人てつづきだいりにんです。
どもの手続代理人てつづきだいりにんは、離婚りこん以外にも、子どもについての大事なことを決めるときに関わることがあります。

みなさんのことを決める場面です。
何が起きているかを理解りかいできるように説明してもらうこと、ちゃんと気持ちを表すことは、みなさんの権利けんりです。この権利けんりを行使することは、結果が思い通りにならなかったとしても、みなさんのその後の納得なっとくにつながると思います。
よかったらお手伝いさせてください!


どもの手続代理人てつづきだいりにんとは?

家庭裁判所かていさいばんしょでは、両親が離婚りこんをするときに、離婚りこん後のいろいろなことを決める話合いをしています。例えば、子どもたちはどちらの親と一緒いっしょらすのかということや、一緒いっしょらさない親とは、どこで、どれくらいの回数会うのかなどを決めます(「離婚調停りこんちょうてい」、「面会交流調停めんかいこうりゅうちょうてい」などとばれます。)。
両親は、家族がこれからどのように生活していくのが一番良いかを、一生懸命いっしょうけんめい)に話し合いますが、これは、子どもたちにとって、どのような環境かんきょうでこれから成長することができるのかを決める、とても大切な話合いなのです。

しかし、子どもたちは、両親が何を話し合っているのか分からず、不安に感じていることもあります。
子どもたち自身も、「自分の意見を聞いてほしい。」と思うこともあるでしょう。
一方で、両親にも、「子どもたちの本当の気持ちを聞きたい。」、「子どもたちの本心を相手に伝えたい。」という思いがあります。

私の意見も聞いてほしい
あの子の本心を知りたい 意見を聞いてほしい子ども あの子が本心を話していると、相手に信じてもらえるかしら?
子どもの気持ちが気になる父親 相手に信じてもらえるか不安な母親

そんなときには、子どもが家庭裁判所かていさいばんしょの話合いに参加できるように、子どものためだけの弁護士べんごしをつけられる「どもの手続代理人てつづきだいりにん」という制度せいどがあります。

どもの手続代理人てつづきだいりにんは、父母のどちらかの味方ではなく、中立の立場で、子どもの意見や気持ちを家庭裁判所かていさいばんしょの話合いの中で裁判所さいばんしょや父母へとどけます。
どもの手続代理人てつづきだいりにんは、その他にも、父母が行っている話合いの内容ないようを分かりやすい言葉で説明したり、相談に乗ったりしながら、子どもにって一緒いっしょ考えます。

このように、どもの手続代理人てつづきだいりにんは、子どもが話合いに参加して「自分の意見を表明する権利けんり子どもの意見表明権いけんひょうめいけん)」(こども基本法きほんほうじょうごうどもの権利条約けんりじょうやく児童じどう権利けんりかんする条約じょうやく)12じょう)を守り、実現じつげんするお手伝いをします。


どもの手続代理人てつづきだいりにんは何をしてくれるの?

どもの手続代理人てつづきだいりにんは、次のような活動をします。

  • 今の気持ちや、希望をしっかりと聞きます。
  • これからのことについて、知りたいことや、気になることをきちんと説明します。
  • あなたの意見を、おとなに正確せいかくに伝えるお手伝いをします。
  • これからのことが決まったら、決まった内容ないようを分かりやすく説明します。

  • どもの手続代理人てつづきだいりにん費用ひようだれはらうの?

    • 子どもがお金を負担ふたんする必要はありません。
    • お父さんとお母さんが、分担ぶんたんしてお金をはらいます。
    • お父さんとお母さんが、お金をはらうことがむずかしいときは、「子どもにたいする法律援助ほうりつえんじょ」を利用りようできることもあります。「どもに対する法律援助ほうりつえんじょ」が利用できる場合は、お父さんとお母さんもお金の負担ふたんはありません。

    • どもの手続代理人てつづきだいりにんをつけたい場合はどうすればいい?

      周りに相談できる弁護士べんごしがいない場合は、愛知県弁護士会あいちけんべんごしかいどもの人権相談じんけんそうだんで相談してください。
      相談料は無料です。
      相談方法などについては、こちら

      意見を聞いてもらえて良かった子ども

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