山下会長顔写真.jpg 当地も6月10日ころには梅雨入りしました。30度を越す日があったり雨が降り続いたり、不安定な天候がまだまだ続きそうです。体調を崩しやすいと思いますので、どうぞご健康にはお気をつけください。梅雨、梅雨明け後も豪雨や台風による災害の発生が心配されます。また、最近、関東地方や岐阜県長野県境付近で地震も発生しました。地震と言えば当地においても南海トラフ地震の発生可能性も指摘されています。

「災害は忘れたころにやってくる」

あらためてこの言葉をかみしめるべきだと思います。

 さて、6月22日に、当会は、豊明市との間で、災害時における法律相談業務等に関する協定を締結しました。愛知県下では、名古屋市、春日井市、刈谷市、江南市、小牧市に続いての締結になります。

 被災された方々は、避難生活や仕事が困難になるなど生活困窮に陥ると共に、家屋の損壊にまつわる問題、親族間における相続問題、また住宅の二重ローンに代表される借金問題などの問題が降りかかり、先行き不透明の中で、不安は膨らむばかりかと思います。このような被災者の方々に対して、弁護士、弁護士会としては、法的な問題に絡む心配事について相談を受け、助言をし、少しでも不安や悩みを解決するお手伝いをしていきたい、と考えています。

 各自治体との災害時法律相談協定では、当会は、相談担当弁護士を派遣することとし、自治体の皆さま方には、相談場所の確保や広報などをご担当いただくことになっています。相互に協力して、少しでも被災された方々のお役に立ちたいと思っています。 

 このホームページに、「災害に対して、弁護士と弁護士会が果たせる役割」をまとめています。自然災害による被災者の債務整理に関するガイドラインなど、災害時のQ&Aも掲載していますので、是非ともご覧ください。

2020年7月1日               愛知県弁護士会会長  山下 勇樹

副会長

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