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新型コロナウイルスの緊急事態宣言が解除されました。一見、いわば急性期は過ぎて少し落ち着いてきた感があるものの、北九州市の例にもあるとおり、まだまだ気を緩めることはできません。ただ、各種活動再開に向けての工夫が少しずつイメージできるようにはなっており、当会としても、感染防止策を取るなどして来るべき第2波、第3波に備えながら、弁護士会の機能回復を図ってまいります。休止していた面談での法律相談も一部地域ですが、再開します。これまで積み重ねられてきた当会の活動に加えて、新型コロナウイルスに関連して生じる法的問題、中小企業、個人企業活動、労働、貧困、DV、いじめ、差別等の人権問題等への対応について、これまで以上に取り組んでいきたいと思います。

当会では、子どもの権利委員会を中心に、健やかに成長し、明るい未来を展望すべき子どもの人権問題について取り組んでいます。新型コロナウイルスの影響を案じて、5月15日「新型コロナウイルス感染拡大下における 子どもの権利保障と子どもの最善の利益を求める会長声明」を発出しました。今一度、お目通しいただきたいと思います。ようやく学校も再開されるようになりましたが、現下の情勢下、大人の優しい眼差しの中で子どもが健やかに育まれることを願わずにはいられません。関連して、今月から、愛知県下で「スクールロイヤー」制度の運営が始まります。愛知県各教育事務所に配属された弁護士が、生徒児童の最善の利益を念頭におき、学校内での様々な相談に応じるなどして問題を未然に防止し学校運営の安定化のお手伝いをさせていただきます。このスクールロイヤーにご注目いただき、よりよい制度としていくためにも、ご意見、ご要望をお寄せください。

2020年6月1日               愛知県弁護士会会長  山下 勇樹

副会長

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