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第6回「あつまれ!リーガル女子」を開催しました

会報「SOPHIA」令和7年3月号より

シンポジウムチーム員 齊 藤 静 香 

1 開催概要
 1月25日(土)、第6回「あつまれ!リーガル女子」を、Zoom併用にて、NHK連続テレビ小説「虎に翼」のロケ地となった名古屋市市政資料館にて開催し、中高生53名、保護者19名の参加がありました。
 本シンポジウムの開催趣旨は、未だ女性法曹の割合が少ないことから、特に女性の中高生に法曹の仕事に興味を持ってもらい、ひいては法曹志願者の確保につなげようというものです。
 この趣旨に名古屋地方裁判所、名古屋地方検察庁からもご賛同をいただき、本シンポジウムには、毎回、各4名の女性裁判官、女性検察官を派遣いただいていますし、当会のみならず、岐阜県弁護士会、三重弁護士会所属の弁護士にもご参加いただいています。
 本シンポジウムは以下のとおり3部制で開催し、市政資料館内で展示も行いました。総合司会は、本シンポジウム開催に向けたプロジェクトチームのチーム長である岡田香世会員が務めました。
 第1部「パネルディスカッション」
 第2部「進路説明」
 第3部「女性法律家とのグループセッショ
     ン」「保護者説明会」
 このうち、グループセッションの様子については他の執筆者による記事に譲り、パネルディスカッション及び進路説明の当日の様子についてご紹介します。
2 パネルディスカッションの様子
 第1部では、藤根桃世裁判官、遠山玲子検察官、服部千鶴会員がパネリスト、中山裕徳会員がコーディネーターとして、パネルディスカッションを行いました。
 パネルディスカッションでは、各パネリストの職務内容、やりがいについてお話しいただきました。中堅、ベテランの域に達している法曹が話をしたことで、参加者のアンケートでは、格好良くて法曹へのあこがれが増したといった回答がありました。

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3 進路説明の様子
 第2部では、昨年発行された「弁護士になろう☆8人のチャレンジ 愛知版」のページも活用しながら、上松健太郎会員が法曹の資格取得までの道のりを解説した後、名古屋大学法学部生、同法科大学院生、司法修習生にもご登壇いただきました。
 実際に法曹を目指している学生や司法修習生からもお話しいただくというのは、他の類似のシンポジウムでもなかなか例がなく、勉強のしかた、生活状況、どのようにモチベーションを保っているのかなど、「現在進行形」のお話をいただくことで、参加者のアンケートでも、法曹を目指すイメージがわいた、年齢が近い人からも話を聞けて親近感を持ったといった嬉しい回答が多数見られました。
4 開催を終えて
 今回、進路説明で登壇してくださった名古屋大学法学部生が、第1回の「あつまれ!リーガル女子」に参加したことで法曹を目指すことを決めたと話してくださり、非常に感慨深い思いでした。当会における「あつまれ!リーガル女子」は、今年度で6回目となりましたが、今回も例年同様、申込受付を開始するとすぐに多数の申込みがあり、法曹を目指したいと考える中高生はまだまだ多いのだと実感するとともに、改めて、これからも法曹の魅力を発信し続けることが必要だと感じました。これからも、「あつまれ!リーガル女子」!!