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「一宮支部 法の日週間記念行事」開催される

会報「SOPHIA」 令和元年11月号より

一宮支部 広報委員会 委員 阪  本   周

1 はじめに
 10月19日(土)、一宮市のi-ビル7階シビックホールにおいて、法の日週間記念行事が開催されました。本年度は、笑点でおなじみの落語家の林家三平師匠をお招きし、「笑いと健康」をテーマに講演がなされました。
 開催前から一宮支部に電話で問い合わせがあり、期待の高さが窺われました。開催当日も開場前から行列ができ、例年以上の入場者数でした。
2 講演内容
 師匠は、皆の予想に反し、会場後方から登場され、最初から和やかな雰囲気に包まれました。
11月号 一宮支部法の日週間記念行事写真 

 講演は、落語の誕生についてのクイズ形式で始まりました。落語は宮中で始まったこと、時期としては、室町時代であるということでした。
 その後は、落語界についての解説や、師匠が噺家になろうとしたきっかけ、林家こん平師匠に入門する経緯、入門後の落語界での身分制度、それぞれの身分での仕事内容や給料、上方落語と江戸落語での話の違い(幽霊話は関西弁でなく、標準語の方が怖いこと)などについて、面白おかしく講演していただき、会場は、終始和気あいあいとした雰囲気に包まれていました。
 その後、講演のテーマである笑いと健康についての話になりました。師匠が、笑って健康になるためにはどうすれば良いか考えて、東北大学の名誉教授に聞いたところ、簡単な運動をするだけで元気になることができると聞いたということで、その教授に教わったという体操を、「無料」で、2つほどご披露いただきました。
 1つ目は、人参体操というもので、「にん(2)じんさん(3)に、し(4)いたけさん(3)、ご(5)ぼうさん(3)をひとつ(1)によくかきまぜる」と歌いながら、指で2、3、4、3、5、3、1を作ったうえで、動かすというものでした。この体操を行うと、全身に空気を送ることができ、認知症予防につながるということでした。
 2つ目は、片方の手は胸にグーを置き、他方の手は前方に伸ばしてパーにし、これを桃太郎の歌を歌いながら、交互に繰り返すという運動を行いました。胸にグーを置くときは、ほぼ皆さん出来たのですが、胸はパー、前方に伸ばした手はグーにすると、皆さん突然、出来なくなりました。この運動は、手を使うことで長生きにつながるということでした。
 最後に、扇子を使って、食べている仕草を実演しながら、何を食べているのか当てるというクイズになりました。蕎麦とうどんでは、麺のすすり方が違うなどと解説をいただき、会場は笑いに包まれながら、講演は終了しました。