会報「ＳＯＰＨＩＡ」　平成３０年　１０月号より

半田支部　法の日記念事業実行委員会　委員長　榊原　雅文

1　はじめに

　半田支部の法の日記念事業は、法の日週間内の10月6日（土）、アイプラザ半田において行われました。当日は、台風の影響もあり小雨がちらつく天気でしたが、後述のとおり、多数の参加者を得ることができ、好評のうちに閉幕となりました。

2　午前の部（無料法律相談）

　午前の部として法律相談ブースを設け、無料法律相談を実施しました。最終的に19件の法律相談を行い、依然としてこのような機会での法律相談の需要の高さを感じました。

3　午後の部①（半田支部会員による寸劇）

　午後の部は、半田支部会員による寸劇「知って得する法律相談2018」から始まりました。

　毎年恒例となっている仮装をした支部会員が登場すると会場に笑いが起き、その振り切った演技に対して、参加者のアンケートでも好評を得ることができました。

　寸劇自体は、仮装をはじめ冗談を交えた内容となっていますが、取り扱ったテーマは、財産分与及び不法行為であり、市民の皆様にとって、法律問題を身近なものに感じていただけるものとなりました。

4　午後の部②（デヴィ・スカルノ氏講演会）

　半田支部会員による寸劇に続いて、デヴィ・スカルノ氏（以下「デヴィ夫人」）に「人生のモチベーション」と題してご講演いただきました。

　まず、デヴィ夫人の半生を映像で視聴した後、デヴィ夫人が登壇され、講演が始まりました。デヴィ夫人からは、自身の半生を踏まえた人生訓などのお話をいただきました。参加者した市民の皆様のアンケートには、「人の3倍努力をしたという話が聞けて良かった」、「夢は見るものでなく掴むもの。一日10回感動するなど素敵な言葉を教えて頂きました」などの感想が寄せられ、短い時間ながら内容の濃い講演となりました。

　講演の最後には質疑応答の時間があり、デヴィ夫人には、市民の皆様からの質問に丁寧に回答していただきました。

5　本年度総括

　本年度は、午後の部には532名の市民の皆様にご参加頂き、昨年の参加者数を超える参加者を得ました。この結果は、本事業が多くの市民の皆様にとって、弁護士及び弁護士会の存在を認識していただく契機となったことを意味するものと思われます。

　来年度以降に向け、ご参加いただいたことのある方には、続けてご参加をいただけるよう、そして、これまで半田支部の法の日記念事業に参加したことのない方には、新たにご参加をいただけるよう、これからも創意工夫を続ける必要があると感じました。