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守秘義務厳守!! 裁判官・検察官・弁護士ここだけの話

会報「SOPHIA」 平成30年8月号より

法教育委員会 「ここだけの話」チーム 塩  見   明 

1 8月1日、中高生を対象にしたサマースクール体験講座「裁判官・検察官・弁護士ここだけの話」が開講されました。本講座では、名古屋地裁・名古屋地検のご協力を得て裁判官・検察官にも参加いただき、午前と午後、それぞれ2チームずつに分かれ、他では聞けない「ここだけの話」で盛り上がりました。

2 裁判官・検察官・弁護士のチーム編成は、次のとおりです。

 午前の部のAチームは、水野吉博会員を司会に、鈴木真理子裁判官、飯尾友貴検察官、私。Bチームは、田奈津子会員を司会に、横井千穂裁判官、森川奈津検察官、安積孝師会員。午後の部のAチームは、成田真会員を司会に、庄司真人裁判官、長田浩則検察官、丹羽加奈絵会員。Bチームは、早瀬晋平会員を司会に、出縄英行裁判官、谷史好検察官、服部綾子会員。  

 それぞれのチームに、各10名ほどの中高生の皆さんが参加しました。

3 講座は午前午後各チーム2時間です。  

 各チームの進行は、司会に一任されており、私のチームでは、水野会員の巧みな進行により、笑い溢れるスタートとなりました。  

 まずは、生徒の簡単な自己紹介をして、職業当てクイズを行いました。私は、ほとんどの生徒から「弁護士」だと当てられ、ホッとしました。  

 その後、全体で30分ほど生徒からの質問に法曹三者が答える時間を設けました。和やかな雰囲気の中、最初に出た質問が、弁護士に対して「どうして悪い人を弁護するのか」というものでした。我々の刑事弁護の意義を問われる質問です。そして回答者は、私しかいません。「ここだけの話」であるため、本紙面に回答内容を掲載することができないことが口惜しいのですが、私なりに良い回答をしたと自負しています。「仕事を通じて一番嬉しかったこと・一番辛かったこと」という生徒の質問に、裁判官・検察官が真っ直ぐに答えていたこと、それを真っ直ぐな眼差しで生徒が聞いていたことがとても印象的でした。なお、「証拠の探し方は?」という、むしろ私が教えて欲しい質問もありました。

 次に、生徒が3グループに分かれ、より少人数で法曹三者に質問をする、いわゆる「お見合い」形式でのミニ座談会を行いました。お互いの緊張が解け、各グループからの笑い声が絶えなかった時間でした。  

 休憩を挟み、最後に、裁判官・検察官・弁護士からそれぞれのバッジ、裁判官から法服、検察官から手錠、特殊警棒等を生徒に披露しました。

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4 講座の最後に、生徒に「ここだけの話」を踏まえた感想を話してもらいました。法曹は堅い、真面目という印象だったが、実際に話してみて印象が変わったという回答が多くありました。生徒へ真正面から親しく話しかける裁判官・検察官(+私)の姿から、そうした感想が出たものと思っています。