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企画展「『虎に翼』主人公モデルとなった三淵嘉子さんが見た名古屋~旧名古屋地方裁判所の地から~」のオープニングイベントが開催されました
会報「SOPHIA」令和6年8月号より
副会長 尾関 信也
7月13日、名古屋市市政資料館において、当会と名古屋市の共催にて企画展「『虎に翼』主人公モデルとなった三淵嘉子さんが見た名古屋~旧名古屋地方裁判所の地から~」のオープニングイベントが開催されました。
この企画展は、4月から連続テレビ小説「虎に翼」で日本初の女性弁護士である三淵嘉子さんを主人公モデルとして放送が開始されることから、広報に力を入れたいという伊藤会長の活動方針のもと、NHK名古屋放送局に役員就任挨拶でお邪魔した際に、是非一緒にイベント等の企画をやりましょうとご挨拶したところから話が始まりました。
これを受けてNHKから名古屋市に話が持ち掛けられ、名古屋市と当会との間でも年度当初から協議を行ってきた結果、名古屋市は市政資料館を会場として三淵さんに関連した展示を行うこと、当会としてはオープニングイベントや、展示期間中に謎解きイベントを実施するということになりました。
また、NHKも共催ではないものの、同じ市政資料館で、同じく7月13日から「虎に翼」番組展を開催することで、事実上共催する形が実現することとなりました。
オープニングイベントの当日は、伊藤会長、中田名古屋市副市長、吉野NHK名古屋放送局長らの挨拶の後、当会の女性会員の先駆け的存在である乾てい子会員に講話をいただきました。親交のある長谷川桂子会員を聞き手として、ご自身が登録された当時の、特に女性弁護士に対する依頼者の反応等、まさに「虎に翼」に出てきたような話や、市政資料館が名古屋高等・地方裁判所として利用されていた当時の様子、さらには三淵嘉子さんの印象等についてお話しいただきました。
また、当時の帝国六法全書を持参いただき、「虎に翼」で女性は無能力者というセリフがあったように、当時は妻の行為に夫の同意が必要とされていたことを条文と共に紹介していただきました。
参加された市民の方々も「虎に翼」を視聴されていることもあってか、乾会員の講話をとても興味深そうに聞かれていました。
講話の前には乾会員らを囲んで「虎に翼」にも裁判所の風景として登場した中央階段で記念撮影がなされるなど、オープニングイベントは成功裏に終わりました。
これからも、今回のようなマスコミ等とコラボする機会を逃すことなく、広く市民や社会に弁護士や弁護士会の活動を理解してもらう活動を行っていきたいと考えています。