会報「ＳＯＰＨＩＡ」令和５年３月号より

広報委員会　委員　山　田　莉　可

１　はじめに
　３月４日（土）、名古屋駅のＪＲゲートタワーイベントスペース（１Ｆビルエントランス部分）において、午前11時から午後３時までの間、一般の方を対象とした無料法律相談会を開催しました。
　本イベントは、市民の方に対し広く弁護士や法律相談センターの存在をＰＲすることを目的として日弁連が推進する「ひまわり法律相談プロジェクト街かど相談会」の一環として、例年３月上旬に全国の単位会で一斉に実施されてきたものです。当会は、昨年に引き続き、法律相談センター運営委員会と当委員会が協力し、中弁連、法テラスと共催で本イベントを実施しました。

２　無料法律相談会
　昨年と同様に新型コロナウイルス感染対策として、受付と相談ブースにアクリル板を設置する、通常よりも相談ブースを広くとる、消毒液を設置するなどの措置を講じたうえで、無料法律相談会（コロナ禍に起因する相談も含む）を実施しました。
　開始時間の20分前から相談者の行列ができ、開始時間前には午前中の枠が埋まるなど、開始から終了まで、継続的に相談者が訪れ、お待ちいただく方もいる状況でした。
　当会は、事前に「広報なごや」へ広告を掲載するなどの広報活動を行ったところ、「広報なごや」の広告を見て来たという方もいました。他にも、たまたま相談会場を通りかかった方が、せっかくの機会なので気になっていることについて聞きたいということで相談に来られるなど、千差万別の相談者に来ていただきました。
　結果として、32の相談枠すべてでご相談を実施するという大盛況ぶりでした。

３　パンフレットとＰＲグッズの配布
　今年も、昨年に引き続き、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、ミニトークショー等は実施せず、ひまるんの出動も控える形での開催となりましたが、パンフレットとＰＲグッズを同封したひまるんのクリアファイルをトートバッグに入れて、委員が行き交う人々に配布しました。
　委員の呼びかけもあり、約400組のパンフレット、ＰＲグッズを配布することができ、弁護士や法律相談センターを知っていただく良い機会になったのではないかと思います。

４　おわりに
　新型コロナウイルス感染症対策のため、制約のある中ではありましたが、多くの方に相談にお越しいただき、充実した無料法律相談会となりました。
　受付では、訪れた人から法律相談センターの概要や場所を質問されるなど、広報活動に手ごたえを感じました。相談では、多数の相談者の多様なお悩みに触れることで、日常生活の中で法的な悩みを抱える方が多数いることを実感し、弁護士や法律相談センターの必要性を再認識するとともに、多くの方に弁護士及び法律相談センターを身近に感じてもらうための広報活動の重要性を実感しました。