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~吉田沙保里氏来る!

法の日週間記念行事 一宮支部 法の日週間記念行事開催
~吉田沙保里氏来る!

会報「SOPHIA」令和4年12月号より

一宮支部 広報委員会 

委員長 室 田 真 宏

1 はじめに

 11月20日(日)、一宮市のi-ビル7階シビックホールにおいて、一宮支部の法の日週間記念行事が開催されました。
 本年度は、オリンピック3連覇、世界大会16連覇を含む数々の偉業を成し遂げられた元レスリング選手の吉田沙保里氏をお招きして、「夢を持つことの大切さと困難に立ち向かう強さ」をテーマに、一宮支部の若手弁護士2名(舟戸佐輝子会員及び梅村直也会員)とのトークイベントを実施致しました。
 本年度からは一宮支部においても入場整理券の事前配布制を採用し、弁護士会一宮支部に加え同支部管内の複数の事務所で配布を行いましたが、配布予定枚数を超える問合せのあった配布場所もあり、本イベントへの期待の高さが窺われました。

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2 当日の内容 

 蜂須賀太郎会長による開会の挨拶後、会長の呼びかけに応える形で吉田氏が会場の後方から登場された際は、会場全体が大きな歓声と歓迎の雰囲気に包まれました。
 お話は、レスリングを始めたきっかけや、初めての大会出場が5歳であったこと、その初大会をきっかけに金メダルを目指したなどの幼少期のエピソードを披露いただきました。
 そこからテーマは、勝つために、強くなるために何が大切かという話となり、心を強くすることが大切、体や技はついてくるという話、「やったことしか出来ない」という父親の言葉や、それに裏打ちされた厳しくも温かい指導等についての紹介がありました。
 そして夢を持って頑張る子どもを応援する親や指導者に対しても、吉田氏からのメッセージが贈られました。
 具体的には、少しずつでも良いのでその子の努力に目を向けてあげること、指導する者は相手に対するしつこさも重要であり嫌われることを恐れてはいけないといったことが特に印象的でした。
 このようなお話は、本年4月1日より施行の改正民法の下、成人年齢が引き下げられ、より早く大人として自立が求められる子ども、あるいはそれを支える周囲の方の力になる内容であり、来場者の方は勿論、私を含め会員の皆様も聞き入っており、トーク時間は瞬く間に過ぎてしまいました。
 吉田氏の退場の際は会場中が割れんばかりの拍手に包まれ、その後の森由紀夫一宮支部長の挨拶を以て、恙なく同行事は終了しました。

3 来場者数・アンケート結果

 当日は、約200名の市民の皆様にご参加いただきました。
 当日に実施したアンケートの結果でも、回答者の9割以上が「大変良かった」などの高評価をしており、コロナ禍による2年のブランクを経て、3年ぶりに漸く開催できた法の日週間記念行事として、大成功といえる結果に終わりました。