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女性法曹の魅力発信!

会報「SOPHIA」令和5年4月号より

会 員 林   翔  太

 私のグループでは、高校1年生と2年生の6名の生徒さんに参加いただきました。私が司会進行役として、大倉範子弁護士(岐阜県)と井筒土筆裁判官(名古屋地方裁判所)にお話しいただきながら、生徒さんの質問に回答する形で進めました。
 私のグループは、Zoomによるリモート形式で実施したため、愛知県だけでなく、岐阜県や福井県からも生徒さんが参加してくださいました。
 最初に、講師である大倉弁護士と井筒裁判官には、長めに自己紹介をしていただき、弁護士や裁判官の仕事の内容、法曹・法学部を目指すことになったきっかけ等について簡単にお話しいただきました。
 グループセッションの前半は、講師の方々に、弁護士・裁判官の仕事の内容ややりがい、印象に残った事件等を掘り下げるとともに、プライベートの過ごし方について話題を振り、女性法曹としての魅力やワークライフバランス等を話しました。
 グループセッションの後半は、法曹になるまでの受験勉強や大学での勉強、そして高校時代の過ごし方について、講師の実体験を交えながら話を進めました。特に参加した生徒さんが全員高校生であったことから、大学の学部選択や文理選択等、高校生ならではの進路の悩みについて、生徒さんからの質問にも答えながら、お話をしました。参加者からも積極的に質問も出て、参加した生徒さんが講師の話を真剣に聞いてくれていることも分かり、大変うれしかったです。
 具体的な話を掘り下げるうちに、グループセッションの時間もあっという間に終わりました。それでも、イベント後のアンケートでは、「高校時代の勉学、部活動についてのお話や大学生時代の法律の勉強等これからのためになることをたくさん知れたので良かったです」等の感想が多く寄せられ、グループセッションも好評だったことが分かり、司会の私自身、企画に携われることができてよかったと思いました。
 男女を問わず、法曹志願者が減っている昨今、女性の法曹人口を増やすための企画に携わり、実際にも魅力を感じてもらい職業・進路選択の手伝いをできたこと私もうれしく思います。