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「一宮支部 法の日週間記念行事」開催 ~泉房穂氏ら大いに語る!
一宮支部 広報委員会 委員長 室 田 真 宏
1 はじめに 11月19日(日)、一宮市i-ビル7階シビックホールにおいて、今年も法の日週間記念行事が開催されました。
本年度は2部構成で、第1部は、元衆議院議員・前兵庫県明石市長の泉房穂氏をお招きして、「社会の変え方~明石市長の12年~」をテーマにご講演をいただきました。
第2部は泉氏に加え、一宮市の現職市長である中野正康氏にもご参加をいただき、ご両名の対談を実施しました(司会者は当支部の大野秀司会員)。
小川淳会長による開会の挨拶の後、泉氏が登場された際は、会場全体が大きな歓声と歓迎の雰囲気に包まれました。
まず講演では、子どもを核とした、様々な施策に取り組まれたこと、具体的には子どもの医療費や保育料、おむつ、給食費の無償化や児童扶養手当の毎月支給、全小学校区での子ども食堂の開設を実現したことのご紹介がありました。そしてこれらの施策では、財源の不足や子ども以外の施策がおざなりになるという懸念もあったが、子育てがしやすい町には人が集まり経済が循環するので、結局は町全体が活性化したことなど明石市の実例をわかりやすくご説明いただきました。
また弁護士にも関連する分野として、面会交流の支援や養育費の立替払いも施策として実施したこと、これらの施策は海外では寧ろ一般的であるといったお話もありました。
第2部の対談においては、人口が30万人規模の町であることや近隣に名古屋市や神戸市といった大都市があるといった点で明石市と一宮市は共通点も多いこともあって、双方から両市の各施策についての熱のこもったお話をいただきました。
そのような中、中野市長からは、一宮市の人口について、社会増加(転入と転出の差異による増加)は継続している、今後は更に自然増も目指したいといったお話もいただきました。
所定時間は瞬く間に過ぎてしまい、ご両名の退場の際は会場中が割れんばかりの拍手に包まれ、その後の、丹羽恵里子一宮支部長の挨拶を以て、恙なく同行事は終了しました。
当日は、約200名の市民の皆様にご参加をいただきました。
当日に実施をしたアンケートの結果でも、回答者の大半から「大変良かった」といった高評価をいただき、今年も法の日週間記念行事として、大成功といえる結果に終わりました。