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法の日週間記念行事
「子どもたちの未来のために~ジーコからのメッセージ~」開催される!
法の日週間記念行事
「子どもたちの未来のために~ジーコからのメッセージ~」開催される!
広報委員会 委員 溝 口 聖 悟
1 はじめに
11月12日(日)、中区役所ホールにて、名古屋市との共催にて、法の日週間記念行事を開催しました。本年度は、サッカー選手としてブラジル代表やJリーグの鹿島アントラーズで活躍され、サッカー日本代表の監督も務められたジーコさんをお招きし、「子どもたちの未来のために~ジーコからのメッセージ~」のテーマの下、講演とパネルディスカッションを行っていただきました。
2 第2部 ジーコさんによる講演
第1部では、京都弁護士会所属の井神貴仁弁護士との対談形式で、ジーコさんにご講演いただきました。
ご講演の中では、外国人初の茨城県の県民栄誉賞を受賞したことに始まり、Jリーグ発足当時の選手に対する印象や、ブラジルのスポーツ庁長官を務められた際の経験談等について語っていただきました。
また、事前に募集した子どもたちからの質問に対し、守備やドリブルのコツ等についてジーコさんに丁寧に回答いただきました。さらに、将来の夢を叶えるためにはどうすればよいかとの子どもからの質問に対しては、自らの経験を引き合いに出しつつ、実現までには時間がかかることを理解し、焦らずに日々自信をもって取り組むことが重要であると述べておられました。
対談が進むにつれて、ジーコさんの言葉も次第に熱を帯びていき、ジーコさんのサッカーや教育に対する情熱が伝わってきました。
3 第2部 パネルディスカッション
第2部では、新たにパネリストとして堀田崇会員が加わり、ジーコさん、井神弁護士、堀田会員により、サッカーを通じた人間教育や日本のサッカーのレベルの向上等について、パネルディスカッションが行われました。
特に、サッカーを通じた人間教育について、ジーコさんから、集団性や規律、指導者へのリスペクト等を学ぶことが重要であり、それが日常生活でも活きると語っていただきました。これに対し、女子サッカーチーム、朝日インテック・ラブリッジ名古屋の代表取締役を務める堀田会員から、選手に主体性を持ってプレーしてもらいたいという言及がされました。ジーコさんからは、選手のモチベーションを保つために、自分から練習したいと思ってもらえるような指導を心がけること、選手一人一人の吸収量には差があることを指導者が理解することが必要であるとお話しいただきました。
その他にも、仕事と練習の両立、チームの社会貢献の方法等について、活発な意見交換がなされました。
4 おわりに
全プログラム終了後、来場者を対象にアンケートを実施したところ、多くの方から高評価をいただきました。サッカーを通じた教育の在り方、またスポーツ分野でも弁護士が活躍していることについて、多くの市民に知っていただく機会になったと思います。