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お天道様も応援した! 安保関連法の廃止を求める集会・パレード
会報「SOPHIA」 平成28年3月号より
憲法集会実行委員会 委員
小島 寛司
はじめに
3月19日、「違憲の安保法制の廃止に向けて立憲主義の回復を求める愛知大集会・パレード」が当会主催で行われました。
安保関連法の成立から6ヶ月が経ち、施行が目前に迫ったこの時期に、参加者は2800人にのぼりました(主催者発表)。
前日は雨が降り続いたため、当日も天候が心配されていましたが、集会が始まる午後1時半には一転からっと晴れ上がりました。
白川公園では、配布されたうちわで日差しを避ける方も多くみられたほどでした。
集会の様子
集会では、はじめに田中清隆実行委員長が開会挨拶をされ、「自分も60年安保の際には高校生として学校に隠れて参加したが、当時は労働組合や男性の学生がほとんどだった。同じ白川公園で行われた今日の集会は、女性も含めた一般市民の方の姿が多く目立ち、幅広く市民の関心を集めていることを強く感じる」とお話されました。
その後、集会では、色々な立場の方からリレートークが行われました。
女性の高校生の参加者は「自分も有権者。次の7月の参院選では、戦争の無い日本を守っていくための投票をする」と話され、大きな拍手を呼んでいました。
また、名古屋大学の本秀紀教授、シンガーソングライターの五島良子さんの心に響くような歌の他、牧師の方、母親としての立場で発言された方など、多くの方がお話をされました。
このようにリレートークをしたのも女性が目立ちましたが、会場には、母親世代の女性や党派性のない若い世代の姿も多く目立ちました。成立から6ヶ月が経ってもなお多くの市民が安保関連法に疑問を持っていることの現れだと感じました。
パレードの様子
そして、川上明彦会長から、パレード出発宣言がされました。
川上会長は、前日の雨から一転晴れ上がった空をさして「安保関連法の廃止を求める今回の集会・パレードをお天道様も応援してくれている」「頑張りましょう!」と宣言されました。この宣言で、暑い中でしたが、参加者も大いに盛り上がっての出発となりました。
パレードでは、私自身は隊列の最後尾付近にいましたが、そこではSEALDsTOKAIのコールにあわせて市民・弁護士が声を上げました。
SEALDsのラップ調のかけ声と「愛知県弁護士会」という旗は、アンバランスなようでもあり、他方、斬新な組み合わせなのか、栄の街中で多くの市民の注目を集めていたように感じました。