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「ぼうさいこくたい2019 @NAGOYA」に参加しました

会報「SOPHIA」 11月号より

災害対策委員会 委員 服 部 ひかり

 災害対策委員会は、10月19日、20日にささしまライブで開催された「ぼうさいこくたい2019@NAGOYA」に、当会ブースを出展いたしました。
1 「ぼうさいこくたい」とは
 防災に関連する全国の団体ネットワークを活用し、防災意識の向上を呼びかけることを目的としており、子どもから大人まで防災・減災を学べる日本最大級の総合防災イベントです。
 2016年、2017年の東京、2018年の仙台に引き続き、今年は名古屋での開催でした。
 2019年は、災害対策基本法策定のきっかけとなった伊勢湾台風から60年という節目の年であること、南海トラフ地震の発生が予測されている地域であること、大規模災害発生時においても中部圏の社会・経済活動が維持されるための産官学を超えた共助の枠組を持っていることから、名古屋市での開催となりました。
 名古屋市消防局による災害対策用車両の展示や、災害用簡易ベッド、防災シェルターの展示といった災害時に直接関わるもの以外にも、ご家族で楽しめる野外ステージ、お子さんに消防士の制服を着せて写真が撮れるブース等もあり、家族全員で防災について考えるきっかけとなるイベントでした。
2 当会のブース出展
 当会は、「災害に対し、法や弁護士ができること」というテーマで、屋外のテントにブースを出し、災害時に必要な情報をQ&A方式で壁面に展示し、手のひらサイズの折り本となる災害時用パンフレットの配布等を行いました。また、災害時には弁護士だけでなく、様々な士業の方々との連携が必要となることから、公益社団法人日本技術士会中部本部の方とも協力し、子ども向けにクイズコーナーを設けて災害時に知っておくと役に立つことを分かりやすく伝えることができました。
 20日には「ひまるん」を登場させたのですが、建物から出た途端、ひっきりなしに写真をお願いされ、ちっとも目的地にたどり着けないほど老若男女から大人気でした。「ひまるん」の魅力、おそるべし。

11月号「ぼうさいこくたい」
3 災害時に必要とされる弁護士
 国内で大規模な災害が発生するたび、被災地の弁護士や弁護士会は、全国の弁護士や弁護士会と連携し、被災者支援等の活動に取り組んできました。その経験は、災害対策に取り組む全国の弁護士に共有され、蓄積されています。
 災害対策委員会では、会員に対する研修や自治体との災害対策協定の締結等に取り組んでいますが、被災地での法律相談や、被災者の債務整理に関する自然災害ガイドラインの利用においての弁護士の役割は、我々が想像しているよりも大きなものであると思われます。