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憲法週間記念行事 「BUNKITEN(分岐点)~これが私の生きる道~」開催される

会報「SOPHIA」 平成30年5月号より

広報委員会 記念行事部会 部会員 田 中 健 人

1 はじめに

 5月13日(日)、伏見ライフプラザ鯱城ホールにて、太田光代さん(株式会社タイタン代表取締役、タレント、漫才コンビ「爆笑問題」太田光さんの妻)、菊間千乃さん(元フジテレビアナウンサー、弁護士)をゲストとしてお招きし、「BUNKITEN(分岐点)~これが私の生きる道~」をテーマとして、名古屋市との共催にて、憲法週間記念行事を催しました。

2 第1部 菊間千乃さんによる講演

 第1部では、菊間さんに、ご自身のこれまでの人生の分岐点や人生観、結婚観、司法試験に挑戦されて弁護士となられた経緯などについて幅広くお話いただきました。
 菊間さんは、アナウンサーとしてご活躍されていた26歳のとき、フジテレビの「めざましテレビ」の生中継中に転落事故に遭われ、第一腰椎の骨折等、全治2年の重傷を負われました。入院や療養のため仕事を休まれていた時期には、自分の代わりにテレビ番組に出演している同僚を見て、気持ちが荒んだこともあったとのことですが、医師の「死ななかったことが奇跡。後遺症がゼロの人は初めて。」との言葉や、第一腰椎の骨折という同じ怪我を負って下半身不随となってしまった大学生からもらった励ましの手紙などもあり、この事故を分岐点として、「明日が来るとは限らない。今日を目いっぱい楽しむ。努力をし続ける。」と強く思うようになり、人生観が変わったと語られていました。

3 第2部 太田光代さんとの対談

 第2部では、太田光代さんに、結婚、タレント事務所の設立などの人生の分岐点をテーマとして、葛谷直人会員、中山葉子会員との対談形式でお話いただきました。
 夫である太田光さんが所属事務所を辞め仕事がなかった時期に光さんとの結婚を決断されたこと、爆笑問題の所属事務所として自ら株式会社タイタンを設立されたことなど、光代さんの人生の分岐点における決断について、ユーモアたっぷりにお話しいただきました。
 光代さんがタイタンを設立した際、爆笑問題は、従前所属していた事務所をトラブルから退所し全く仕事がない状況に陥り、光さんは家に引きこもって朝から晩までゲームしかしていない生活を送っていたにもかかわらず、「爆笑問題は面白い!」という確信は全く揺らぐことなく、タイタン設立に何の不安も持たなかったという光代さん特有の前向きな生き方に触れ、その生き方が成功を呼び込んだのではないか、との印象を持ちました。

4 第3部 座談会

 第3部では、「女性と仕事、人生の選択」をテーマとして、菊間さん、光代さん、松隈知栄子会員、中根浩二会員、村上奈津美会員によるコント形式の座談会が行われました。
 セクハラ・パワハラ問題、婚前契約、女性の社会進出、結婚と仕事についてなど、社会的な注目を集めている問題にも触れつつ、菊間さんや光代さんの結婚生活や理想の上司像など、ざっくばらんなお話がなされました。

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5 まとめ

 当日はあいにくの雨天でしたが、550人を超える市民の皆様にお越しいただきました。法律相談センターの紹介の際には、当会の公式キャラクターである「ひまるん」も登壇し、その愛らしい姿で会場を和ませていました。