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クイズ選手権~2018夏~

会報「SOPHIA」 平成30年8月号より

法教育委員会 クイズ選手権チーム     高 井 祐 哉

 

 サマースクール2日目の8月1日、中学生によるクイズ選手権~2018夏~が開催されました。今年は例年より多い24名の中学生が7チームに分かれ、4つの形式のクイズに挑みました。

1 ○×クイズ  

 中学校で学ぶ憲法改正・国民投票の知識問題に始まり、司法取引やスズメの保護に関するタイムリーな問題など7問を出題しました。 全参加者が解答し、正解者のみが次の問題に解答でき、最終的に残った人数に応じてチームに得点が入るという形式をとりつつ、チーム内の相談・作戦時間も設け、相談・作戦時間中チーム内で盛んな議論がされていました。  

 司法取引やスズメの保護に関する問題では解答が大きく分かれ、正解発表の際には大きな歓声が上がりました。

2 司法試験に挑戦!?  

 「司法試験に挑戦!?」は、司法試験を身近に感じてもらおうと昨年から導入したもので、司法試験の短答式問題を平易な表現にし、チームで○×で解答してもらうクイズです。今年は憲法・民法・刑法各1問出題しました。  

 呼気検査と黙秘権の関係、遺失物横領罪の成否など比較的想像し易い問題であったためか、チーム内で活発な議論がされていました。配付された関連条文の文言から正解を導くチームがある一方、感覚(リーガルマインド!?)から正解を導くチームもありました。

3 「法律相談クイズ」  

 「法律相談クイズ」では、相談者の寸劇による法律相談に対し、回答者3名がそれぞれ異なる回答をし、参加者にどの回答が正しいか考えてもらいました。  

 今回の相談は、タクシー会社の管理の不備に乗じてタクシーを窃盗した者が交通事故を起こした場合にタクシー会社は責任を負うか、という相当因果関係に関するもので、実際の最高裁判例をアレンジしたものです。  

 相談者3名(木河賢二会員、早川直樹会員と私)による寸劇には笑いも起こり、また、回答者の尾関信也会員、水野圭助会員、山下勇樹会員は、シナリオなどなかったのではないかと思わせるようなアドリブと演技で、参加者を大いに悩ませました。相当因果関係が認められずタクシー会社は責任を負わないという水野会員の回答が正解でしたが、水野会員を選んだのは2チームだけ。分かりやすく説得的な説明をした山下会員に共感して5チームが同会員を選んでいました。  

 実際にも最高裁・高裁・地裁とで結論が分かれた難しい問題でしたが、参加者は悪戦苦闘しながらも事例の中の様々な事情を拾い、自分なりに考えて結論を導き出していました。

4 早押しクイズ  

 最後は毎年一番の盛り上がりを見せる早押しクイズです。推定無罪や罪刑法定主義のほか、死刑廃止国、成人年齢の引下げの施行時期、当会のキャラクター名など多岐にわたる出題に、今年も白熱した戦いとなりました。

5 最後に  

 熊谷豊和会員の軽妙な司会進行により、今年も大いに盛り上がりました。また、問題毎の園田観希央会員による丁寧な解説に参加者も耳を傾けており理解も深まったと思います。  参加者からは、「弁護士さんの話が面白かった」「楽しく法律を学べた」との感想が多く寄せられ、楽しく法律を学ぶクイズ選手権の目的も達成できたのではないかと思います。