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光州地方弁護士会との友好協定締結

会報「SOPHIA」 平成29年11月号より

10年の交流を経て 友好協定を締結しました!

国際委員会 委員長 中 川 真 吾

1 11月3日、当会と韓国・光州(クァンジュ)地方弁護士会は、光州において友好協定を締結した。この記念すべき友好協定の締結式についてお伝えする。

2 友好協定締結の前日、池田桂子会長外2名を除く訪問団は、ソウル・仁川空港からバスで約4時間かけて光州へ向かった。  

 光州へ着いたのはすでに午後6時を回っていたが、ホテルでは光州地方弁護士会の会員5、6名が、この日のためだけに作った日付入り歓迎横断幕を準備して待っており、最初から心のこもった熱い歓迎を受けた。

3 翌3日、午前中に共同セミナーを実施し、午後は光州家庭裁判所などを訪問した。その後、渡韓してきた池田会長と合流し、友好協定締結式の会場のホテルへ向かった。  

 午後6時30分から開始された締結式には、光州側からは約40名が参加し、特に崔炳根会長以下、すべての副会長や理事が出席するなど参加人数やメンバーからも、協定締結につき会を挙げて歓迎している様子が見て取れた。  開会後は、まず光州地方弁護士会の崔会長からご挨拶がなされ、10年にわたる交流を経て今回の友好協定締結に至った意義、そして締結を心から歓迎する旨が表明された。個人的に一番印象に残っているのは、姜成斗国際委員会委員長が今回の訪問準備のために、1週間仕事をしていなかったというエピソードが紹介された点である。半分冗談であろうが、光州側の歓迎ぶりをみるとあながち冗談とも言い切れないと感じた。  続いて、池田会長がこれに応える形でご挨拶をされた。池田会長は、冒頭の挨拶を韓国語で話し、会場は大いに盛り上がった。

4 その後、いよいよ両会会長により、友好協定書にサインが行われ、協定が正式に発効した。締結後に両会会長が固く握手を交わした点は言うまでもない。  

 引き続き記念品の交換が行われ、光州地方弁護士会からは、百済の王冠の形を模した、金色に揺らめいて輝く盾が渡され、当会からは、愛知県の県花であるかきつばたの七宝焼を贈った。

5 今回、幸運にも国際委員会委員長として友好協定締結を迎えることとなったが、先輩の会員方が10年間にわたって築き上げてきた信頼関係があったからこそ、締結できたことは間違いない。これまでの交流を担われた先輩の会員方には心からの感謝の意を表したい。  

 そして、せっかく締結した友好協定をどのように発展させていくのかは、(私も含めて)これからの両会の会員の意思次第である。協定締結は通過点に過ぎない。幸いにして今回の訪問団には、今後の光州地方弁護士会との関係を担ってくれる多くの若手会員が参加してくれた。頑張って盛り上げていきたい。

友好協定を締結しました

協定書を持つ崔会長と池田会長