憲法問題委員会では、市民の皆さんに、憲法問題について知り、広く議論することのできる機会を提供するとともに、私たち弁護士が憲法問題にどのように取り組むべきであるかを学ぶために、毎年、著名なゲストをお迎えし、憲法問題についての講演会を開催しています。

今年は5回にわたって、世間で議論を引き起こしている憲法問題について皆さんとともに考える講座を開催する予定です。

第1回講座は日本学術会議会員任命拒否問題をテーマに、第2回講座は改正種苗法をテーマに、第3回講座は日米地位協定をテーマに開催いたしました。第4回講座は、永井幸寿弁護士(兵庫県弁護士会・日弁連災害復興支援委員会前委員長)をお迎えして憲法改正問題について、第5回講座は、水谷陽子弁護士(愛知県弁護士会)をお迎えして同性婚をめぐる憲法問題について、皆さんとともに考えて行きたいと思っています。

愛弁憲法講座ちらし(第4回・第5回)211111.png

第4回講座 「憲法改正問題を考える~緊急事態条項は憲法に必要か~」

 新型コロナウイルス感染拡大を受けて、「外出禁止や営業禁止を強制しないと感染拡大を防げない、憲法を改正し緊急事態条項を設けるべき」との声があります。しかし、緊急事態条項は三権分立が機能しない状態で人権の制限を権力に認める条項です。人権の尊重と国民主権を中核に据える日本国憲法において本当に必要があるでしょうか。大規模災害や感染症拡大は、対策法の制定で対処できないのでしょうか。この機会に一緒に考えましょう。

【講師】 永井幸寿弁護士(兵庫県弁護士会・日弁連災害復興支援委員会)

【日時】 2022年1月8日(土) 13:30~16:00(13:00開場)

【会場】 愛知県弁護士会 5階ホール(Webでもご参加いただけます)

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