2017年に相次いで問題となった「陸上自衛隊南スーダンPKO日報隠蔽問題」「森友学園/加計学園記録破棄問題」。
 あるべき文書がない!? そこに疑問を感じ、それがまかり通っていることに苛立ちを覚えた方は少なくないはずです。
 情報が公開されることは、今の政治のあり方を私たちが判断するために必要不可欠です。文書がきちんと保管されることは、私たちだけでなく、将来の世代が過去に学ぶために必要不可欠です。こうした要請に応えるために、どういう制度を設けるべきでしょうか。
 情報公開と公文書管理について、日本で有数の専門家のみなさんからお話をいただいて、歴史への説明責任を果たすに価する制度とは何かを考えてみましょう。

日 時

 2018(平成30)年3月4日(日) 午後1時30分~午後4時 [開場 午後1時]

場 所

 愛知県産業労働センター ウインクあいち(小ホール1)
 [名古屋市中村区名駅4丁目4-38]
 ※ JR・地下鉄・名鉄・近鉄 名古屋駅より 
     JR名古屋駅桜通口からミッドランドスクエア方面 徒歩5分
     ユニモール地下街5番出口 徒歩2分

ゲスト

 ○ 瀬 畑  源(せばた・はじめ)氏
     長野県短期大学准教授
 専門は日本近現代政治史。主たる研究テーマは象徴天皇制。歴史研究者として、歴史的文書の管理についても積極的に発言をしている。著書に『公文書をつかう―公文書管理制度と歴史研究』(青弓社)、『国家と秘密―隠される公文書』(共著)(集英社新書)、『平成の天皇制とは何か―制度と個人のはざまで―』(共編著)(岩波書店) がある。

 ○ 森 田  明(もりた・あきら)氏
     弁護士(神奈川県弁護士会)
 1980年代から情報公開請求者側の代理人として訴訟や不服申立てに関与。その後、逗子市情報公開審査委員、神奈川県個人情報保護審査会委員を経て、2011年10月から2014年9月まで内閣府(現在は総務省所管)情報公開・個人情報保護審査会の常勤委員を務める。著書に『公文書管理法解説』(共著)(日本評論社)、『論点解説 情報公開・個人情報保護審査会答申例』(日本評論社)がある。

内 容

 第1部 基調講演

 講 師     瀬 畑  源 氏
     「国家と責任―なぜ公文書を残さなければならないのか―」

 第2部 パネルディスカッション

 パネリスト   瀬 畑  源 氏
         森 田  明 氏
 コーディネータ 新 海  聡(弁護士・日弁連情報問題対策委員会副委員長)

入場無料・事前予約不要 どなたでもご参加いただけます。(定員145名)

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