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<活動報告>EAPメンタルヘルスカウンセリング協会 合同勉強会 (2019.11.24)

EAPメンタルヘルスカウンセリング協会との合同勉強会~

 2019年11月24日、EAPメンタルヘルスカウンセリング協会(略称:EMCA)と当部とで、合同勉強会を開催しました。

 EMCAは、労働者のメンタルヘルスカウンセリング等を行う資格をもった方々の団体です。弁護士にとっては、メンタル面に問題を抱えた方の相談に乗る機会もあり、メンタルヘルスに関する知見が必要不可欠です。一方カウンセラーにとっては、カウンセリングの際に法律問題に触れることもあり、一定の知識を身につけておきたいとのことでした。そこで互いの知識を共有することで相互発展できるのではないか、との発想から交流が始まりました。

 勉強会では、EMCAの方から「法律相談に訪れる極端な性格のクライアント...もしかしたらパーソナリティ障害かも」というテーマで、パーソナリティ障害とその対応方法等について講義をしていただきました。パーソナリティ障害(ものの捉え方や考え方、感情・衝動コントロール能力、対人関係の築き方など、パーソナリティの偏りが原因となって、社会生活を送るうえで困難さが生じている状態のこと)を抱えている方には、それぞれのタイプに応じた特徴があり、それを理解せずに対応すると、信頼関係を損なう恐れがあることなどを解説いただきました。

 若手活動部からは、「職場でメンタル不調者が出た時に労災認定される例/されない例」というテーマで、講義を行いました。職場でメンタルヘルスに問題を抱えた労働者がいるときに、発生しうる労災の問題、配置転換・解雇等の対応をするとき、どういうことに気を付ければよいのかなどをお伝えしました。

 勉強会後は、EMCAの方々と弁護士とで懇親会を開催し、意見交換をさせていただきました。参加した方々からは、非常に充実した内容だった、今後も継続して開催してほしいという感想をいただきました。