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 2022年度(令和4年度)愛知県弁護士会会長の蜂須賀太郎です。

 愛知県弁護士会は、2000名余の会員が所属し、県内に本会(名古屋市)と西三河(岡崎市)、東三河(豊橋市)、一宮、半田の4つの支部を設け、名古屋市に2か所のほか、岡崎市、豊橋市、一宮市、犬山市、津島市、半田市、西尾市、豊田市、新城市に法律相談センターを開設し、全ての県民の皆さまの法的ニーズに対応できる体制を整えています。今後も、会員の力を結集して、迅速に良質な法的サービスを提供できるよう努めますので、よろしくお願いいたします。

 新型コロナウイルス感染症の拡大は、市民生活に多大な影響を与え、経済的困窮をはじめとする社会的に弱い立場の方々が急速に増えてしまいました。このような時こそ、救済を求める市民の権利擁護のため、人権の最後の砦である弁護士、弁護士会は、最大限の活動を行う責務があり、これを実行いたします。

 また、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻は、決して許されるものではありません。戦争は最大の人権侵害であり、戦争の放棄と平和的生存権の尊重を謳う日本国憲法の理念からも看過することはできません。一刻も早く、ウクライナの人々の平穏な生活が取り戻されるよう祈るばかりです。

 愛知県弁護士会は、基本的人権の擁護と社会正義の実現という弁護士の使命に基づき、人権擁護委員会をはじめとする多くの委員会を設けて活動しています。本年も引き続き、人権擁護の活動を継続し、更なる充実を目指して活動していくとともに、県民の皆さまの様々な法的ニーズに迅速、適確にお応えできるよう尽力していきます。貧困問題への取組、いじめや虐待等の被害を受ける子どもに対する支援、高齢者や障がいのある人に対する支援、消費者被害に苦しむ方々への支援、苦境に悩む中小企業の方々に対する支援など、これまで取り組んできた活動を今後もより発展させ、頼りがいのある弁護士会、真に市民のためになる、より良き弁護士会となるよう、尽力いたします。

 1年間、会員一丸となって頑張ってまいりますので、県民の皆さまにおかれましても愛知県弁護士会の活動へのご理解、ご支援をよろしくお願いいたします。

 2022年(令和4年)4月1日        愛知県弁護士会会長 蜂須賀 太郎

副会長

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