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長い梅雨がやっと明けたと思ったら猛暑が続いた今年の夏でしたが、皆さまどのように過ごされたでしょうか。秋を迎え弁護士会は、皆さまのお役に立つ様々な行事、イベントを企画しておりますので、是非ご参加ください。

8月25日、当弁護士会の会館において、「人質司法からの脱却を目指して」をテーマにシンポジウムを開催しました。多くの皆さまにご参加をいただき感謝しております。

当日は、美濃加茂市長をされていた藤井浩人さんに体験談をお話しいただきました。多くの皆さまと同様に藤井さんも、まさか自分が逮捕され取調べを受ける身になるとは思ってもみなかったと話されていました。その藤井さんが美濃加茂市長の立場のまま逮捕、勾留され長期間身体を拘束され取調べを受けたこと、さらに捜査側からその意向に沿った供述を強いられたことを、自らの体験に基づいて率直にお話しされていました。日本における取調べの問題点の一旦を参加された市民の方に理解していただけたシンポジウムになったと思っております。

罪を犯した人であっても、不必要な身体の拘束は人権を侵害するものであり許されません。当会は、9月からまずは3か月間、不当な身体の拘束に対して全件準抗告を申立てる運動を行います。ご支援よろしくお願いします。

2019年9月1日               愛知県弁護士会会長  鈴木 典行

副会長

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