編・著者 愛知県弁護士会法科大学院委員会
出 版 社 弘文堂
サ イ ズ A5判 頁  数  480頁
定  価 3,150円
発行年月 平成24年4月

【目次】

第1章 総論―法科大学院で勉強することの意義

  1.  はじめに
  2.  「なぜ、法科大学院へ進学するのか」をもういちど考えてほしい
  3.  どんな実務法曹になりたいのですか?―具体的なイメージをもとう
  4.  法科大学院の教員やカリキュラムを通じて「法科大学院の先」を知る
  5.  司法試験科目以外の授業などについて
  6.  「法科大学院で」勉強することの意味―仲間と学ぶ
  7.  自分で勉強計画を立てる重要性
  8.  「木も、森も」見る―常に「基本」から考える

第2章 法科大学院での法律学修メソッド

  1.  未修者向けの「法科大学院での法律学修メソッド」
  2.  既修者向けの「法科大学院での法律学修メソッド」

第3章 法律学入門―法律を学ぶうえでの基礎知識

第1 法律を得意になるには?
第2 1週間に何日、何時間勉強すればよいのか
第3 条文の読み方
  1.  「本文・ただし書き」
  2.  「項」
  3.  「号」
  4.  その他

第4 法律学の基本的な用語と考え方
  1.  「法」とは何か?
  2.  条文解釈の方法
  3.  善意と悪意、過失と重過失
  4.  法律の明文にない優劣関係―一般法と特別法、前法と後法の関係
  5.  法律のさまざまな分類―公法と私法、実体法と手続法、民事法と刑事法
  6.  要件と効果
  7.  定義と趣旨
  8.  問題の所在
  9.  必要性と許容性
  10.  結果の妥当性(価値判断)と法的安定性(論理性)

第5 法科大学院で学ぶ六法のアウトライン
  1.  憲法
  2.  民法
  3.  刑法
  4.  商法
  5.  刑事訴訟法
  6.  民事訴訟法

第6 英米法と大陸法―日本の法律への海外からの影響
  1.  日本法を勉強するうえで外国法を知る意味
  2.  英米法と大陸法
  3.  日本法は、どこの国の法律の影響を受けているか

第4章 各科目ごとの学修メソッド

第1 憲法
  1.  問題の所在―日常生活に対するさまざまな制約
  2.  法科大学院で学ぶ憲法の(とりあえずの)到達目標
  3.  憲法の世界
  4.  ケースの検討
  5.  憲法の学修メソッド
  6.  法科大学院生の本棚―基本書などの紹介
  7.  問題演習
  8.  既修者のみなさんへのメッセージ―憲法

第2 民法
  1.  問題の所在―不動産の二重譲渡
  2.  民法の世界
  3.  ケースの検討
  4.  問題に対する文書での回答
  5.  民法の学修メソッド
  6.  法科大学院生の本棚―基本書などの紹介
  7.  既修者のみなさんへのメッセージ―民法

第3 刑法
  1.  問題の所在―自招侵害に対する正当防衛
  2.  刑法の世界
  3.  ケースの検討
  4.  Aさんの質問に対する弁護人としての回答
  5.  新司法試験・論文試験において留意すべきこと
  6.  刑法の学修メソッド
  7.  法科大学院生の本棚―基本書などの紹介
  8.  既修者のみなさんへのメッセージ―刑法

第4 商法
  1.  問題の所在―「敵対的企業買収」と新株発行
  2.  商法の世界
  3.  相談に対する回答
  4.  問題に対する文章での回答
  5.  商法の学修メソッド
  6.  法科大学院生の本棚―基本書などの紹介
  7.  既修者のみなさんへのメッセージ―商法

第5 民事訴訟法
  1.  問題の所在―処分権主義
  2.  民事訴訟法の世界
  3.  民事訴訟法の基本概念―処分権主義と弁論主義
  4.  民事訴訟法の学修メソッド
  5.  法科大学院生の本棚―基本書などの紹介

第6 刑事訴訟法
  1.  問題の所在―警察官Aの行為の検討
  2.  刑事訴訟法の世界
  3.  ケースの検討
  4.  問題に対する文章での回答
  5.  刑事訴訟法の学修メソッド
  6.  法科大学院生の本棚―基本書などの紹介

第7 行政法
  1.  行政法の世界
  2.  行政法の学修メソッド
  3.  ケースの検討
  4.  行政法を得意科目にすれば・・・・・・
  5.  法科大学院生の本棚―基本書などの紹介

第8 実務系科目
  1.  実務系科目の種類
  2.  実務系科目を学ぶ意義
  3.  実務系科目の学修メソッド
  4.  要件事実入門
  5.  法科大学院生の本棚―基本書などの紹介

第5章 法律的文章作成のメソッド

  1.  法律的文章とは
  2.  法律的文章一般の作成メソッド
  3.  試験の答案例で実際に考える
  4.  問題文に応じて柔軟に考えることが何より重要

第6章 推奨する六法・書籍など

  1.  六法について
  2.  辞書・辞典類について
  3.  推奨する書籍
  4.  各科目の基本書について

第7章 理解・暗記すべき定義

  • 憲法
  • 民法
  • 刑法
  • 商法
  • 民事訴訟法
  • 刑事訴訟法
  • 行政法

【付録】双方向・多方向の授業を充実させるために―法科大学院生のみなさんへ望むこと

【事項・法令・判例索引】