1 訪問販売被害の状況

 販売形態別消費生活相談割合を年齢別に分類すると、70歳代以上は訪問販売の相談が他の年代に比べて多く、特に80歳代では最も多い相談割合を占めます(平成30年版消費者白書)。そのため、多発する高齢者の消費者被害を防止するには、訪問販売被害を防止するのが効果的であると言われています。

 訪問販売被害を防止するためには、被害発生を未然に防ぐことが肝要であり、「訪問販売お断りステッカー」を掲示することは有効な手段の一つです。

2 当会が作成した訪問販売お断りステッカー(第1版)

 当会は、平成29年に訪問販売お断りステッカーを3万枚作成しました。訪問販売お断りステッカーは、当会のみならず、消費者団体や自治体も作成していますが、当会が作成したステッカーは、訪問販売を規制している特定商取引法の解釈を踏まえ、「わが家は『訪問販売により契約を締結する意思』はありません」とステッカーに明示している点に特徴がありました。

 このステッカーは、多くの皆様にご好評いただき、後日1万4000枚を増刷しましたが、平成30年8月に在庫がなくなってしまいました。

 また、この第1版のステッカーについては、ご利用いただいた一部の方にアンケートを送付し、使い勝手等についてご意見をいただきました。

3 新しく作成した訪問販売お断りステッカー(第2版)

 集計したアンケートを元に、当会はさらに工夫を重ね、この度、訪問販売お断りステッカー(第2版)を作成しました。当会のキャラクターである「ひまるん」が訪問販売をお断りするという画期的なデザインです。

 当会ではこのステッカーを無償で配布しています。当会会館や弁護士会の各支部会館、法律相談センターにも常置していますので、是非お持ち帰りいただき、玄関先に貼付していただければと思います。

 ステッカーに関するお問い合わせは、当会第2課人権法制係(TEL052-203-1651)までお願いいたします。

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