「LGBTQ+」とは、性的マイノリティの総称です。社会には性的マイノリティに対する偏見や誤解がまだ存在しています。

 そのため、性的マイノリティの方々の中には、困りごとを抱えた際に、「性的マイノリティの困りごとについて詳しい相談機関がどこにあるかわからない」、「相談を通して自分が性的マイノリティであることが明らかになった際、相手にどう受け止められるのだろうか」など不安を抱え、適切な相談窓口にアクセスすることが困難になってしまうこともあります。

 そこで、法的な困りごとを抱える性的マイノリティの方が、弁護士への法律相談に容易にアクセスできるよう、愛知弁護士会として無料電話法律相談を実施します。

 人権擁護の実現の趣旨からは定期的な実施が理想ですが、当会では初めての試みであるため、まずは以下の日程のみで実施します。

 限られた日時の実施になってしまうため、必要な方へ情報が周知されるよう、多くの方に告知へのご協力を頂けますと幸いです。

実施日時

2025年11月19日(水)12時~14時、17時~19時

※常設ではありません。本年度の開催はこの1回のみです。

対象

性的マイノリティ当事者の方で、愛知県内に在住・通勤・通学している方、もしくは愛知県内での法的トラブルについてご相談される方

対象となる相談事項は、SOGIハラ被害や同性カップルの法律関係のご不安など、性的マイノリティ当事者であるがゆえに直面する困りごとに限りません。

「法的トラブルについて弁護士に説明・相談する際に自身が性的マイノリティであるという生活背景を安心して話せるだろうか」とご不安を抱えているという方もお気軽にお電話ください。

電話番号

052-223-2355

※予約なしでご相談頂けますので、直接上記番号に電話してください。

LGBTQ+相談員につながるのは実施日時のみですのでご注意ください。

相談料

無料(電話通話料はご自身でご負担ください)

ご注意

・弁護士は守秘義務がありますので、相談内容が外部に知られることはありません。

・匿名で相談することが可能です。

・相談時間はお一人30分程度を予定しております。

・万が一回線が混み合った場合には、すぐにご相談に対応できないことがあります。

・電話相談の結果、面談での相談をご希望される場合や実際に弁護士に交渉等を依頼する場合には、原則として別途費用がかかります。費用については担当の弁護士に遠慮なくお尋ねください。

こんな困りごとがあったらご相談ください

・セクシャルマイノリティであると職場で知られて、不当な扱いをうけて働き続けられなくなった。

・同性のパートナーと一緒に不動産を購入した。どちらかの身に何かあったときに備えたい。

・同性のパートナーと暮らしている。自治体のパートナーシップ制度を利用したほうがいいのか、他にもしておいたほうがいい手続きがあるのか知りたい。

・同性のパートナーと子育てをしたいので、法律関係について知りたい。

・トランスジェンダーで、自認する性にあうよう名前を変えたい。

・戸籍や住民票上の性別を変更したいので、手続きについて知りたい。

・交際相手から「別れるなら性的マイノリティだと周囲にばらす」と脅されている。

・LGBT向けのマッチングアプリで知り合った人から詐欺や性暴力の被害に遭った。

・性的マイノリティであることを親から非難されて疎遠になっており、今後もかかわりたくない。親が認知症になったときや死亡したときどうしたらいいか。

・金銭トラブルについて相談したいが、トラブルの背景や自分の経済力を説明するためには、自分が性的マイノリティであることも明かすことになり、相談に不安がある。

・宿泊を伴う学校行事があり、学校がどのような対応をしてくれるか心配です。

・学校の制服指定が辛く、学校に行きたくありません。どうしたらよいですか。

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主催

愛知県弁護士会