両性の平等に関する委員会は、個人を尊重し両性の平等を実現するための活動を行っています。

DV、離婚に伴う諸問題、親子・家族の問題、デートDV、性暴力、LGBTの問題、ジェンダー教育、男女共同参画施策、女性の労働問題、夫婦同氏強制の問題など、委員会として取り上げるべき分野・問題は、多岐に亘ります。

活動内容

法律相談

平成15年に、女性に対する暴力被害に関する法律相談を立ち上げて以来、運営に携わり、多くのご相談を受けています。

毎年6月には、男女共同参画週間に合わせて、イーブルなごや(名古屋市男女平等参画推進センター)と共催の形で、女性の権利110番を実施しています。今年は電話相談25件・面談相談8件をお受けし、盛況でした。

法律相談を入り口として、よりよい案件解決ができるよう、講師を招いて学習会をしたり、DV被害者への切れ目ない支援の提供に必要な行政機関・民間団体と懇談会・意見交換の場を設けて連携強化を図ったりしています。

家庭裁判所との懇談会にも委員が出席し、両性の平等に関する観点や個別事件を担当する中での問題意識等をもとに、意見交換・問題提起等を行い、委員会に還元しています。

お気軽にご相談ください。

講演会の開催

2015年度は友田明美医師を講師に迎え、「DV虐待にさらされる経験が子どもに与える影響」について、2017年度は、NPO法人レジリエンス代表の中島幸子さんを講師に迎え、「あなたの身近にある性暴力~性暴力のない社会を目指して~」と題して性暴力について、2019年度は、HIME CLINIC(ヒメクリニック)院長 医師の武藤ひめ先生を講師に迎え、「性の多様性について知る・考える~トランスジェンダーが置かれている現状と課題~」と題して性の多様性についての講演会を開催しました。

今後も、その時々の問題意識に合わせ、役に立つ講演会を行っていきます。

ぜひご参加ください。

当委員会の役割

当委員会が扱う分野の行政の施策、法律の制定・改廃、判例の傾向等に至るまで、広くアンテナを張り、委員会や勉強会での議論、メーリングリストにおける情報交換、研修等を通じて、常に新しい情報や問題意識を共有しています。

それらによって、個々の案件における被害救済や適切な解決につなげていくことができます。

行政や民間団体等との連携によって、案件の事件における事後救済にとどまらず、被害防止や人権意識の向上等のために必要な方策に関与していくことができればと考えています。