特殊詐欺被害防止マニュアルを活用しよう!

民事介入暴力対策委員会の活動として、以下をご紹介します。

特殊詐欺とは?

 みなさんは、特殊詐欺という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

 特殊詐欺とは「オレオレ詐欺」や「還付金詐欺」に代表される、電話などで親族・公共機関の職員などを名乗り、現金などを騙し取る詐欺犯罪です。

 最近では、特に高齢者の方の被害が増加していることが問題となっています。

被害防止の対策をしよう!

 特殊詐欺被害者の多くが口にするのが「まさか自分が騙されるなんて」という言葉です。日頃から注意しているから大丈夫と思っている方でも、相手は騙しのプロ。いざというときのために、冷静になるための対策を準備しておきましょう。

 今回ご紹介するのは、愛知県弁護士会民事介入暴力対策委員会が作成した「特殊詐欺被害防止マニュアル」です。このマニュアルは、主に単身のご高齢者の方の「周りにいらっしゃる方」-親族やご近所に住んでいる知り合いの方-が、高齢者の方と一緒に話しながら対策を考えていけるように作られています。

マニュアルの活用方法~留守番電話作戦~

 本マニュアルは、電話を使った特殊詐欺対策を想定しています。

 警察も推薦する「留守番電話作戦」を活用して、特殊詐欺被害を防止しましょう!

 「留守番電話作戦」とは、知らない番号からの電話には出ないようにして、留守番電話に、相手の名前・電話番号・用件を残してもらい、必要に応じて折り返しの電話をかける、というものです。

 電話口で会話をしてしまうと、相手のペースに乗せられてしまいますので、留守番電話作戦は非常に有効な対策方法です。

 もちろん、自宅電話に留守番電話がない場合の対策方法も解説しています。マニュアルを使いながら、それぞれに合った対策マニュアルを完成させてください。

 そして、なにより重要なのが、「連絡表」の作成です。連絡表に最寄りの警察署やよく利用する銀行などの連絡先を記入し、完成したマニュアルとともに、電話中に目につく場所に貼り付けてください。

 困ったときに頼れる人がいることも、特殊詐欺被害防止の有力な方法です。このマニュアルを活用して、身の回りの高齢者の方とコミュニケーションの機会をつくってみてください。

特殊詐欺被害防止マニュアル.pdf