マイホームの購入やリフォームをお考えの方、住まいに興味のある方におすすめのイベントをご案内します。

日時

 2022年10月29日(土) 13:00~16:15

参加方法

現地参加

 入場無料(事前申込み不要)先着60名様

 場所 愛知県弁護士会館5階ホール 名古屋市中区三の丸一丁目4番2号

 開場 12:30

オンライン参加

 参加無料(事前申込み不要)

 開場 12:30

 開場時間になりましたら、下記URLまたはURLコードから御参加ください。QRコード_住宅紛争審査会制度拡大記念シンポジウム用(パスコードなし版).png

 https://us06web.zoom.us/j/82039003795

お問合せ先

 愛知県弁護士会(TEL:052-203-1651)まで

 (受付時間:平日の午前9時~午後5時)

プログラム

はじめに

「住宅に関する紛争処理制度について」

杉本 将樹 会員

(愛知県弁護士会 愛知住宅紛争審査会運営委員会 委員)

 愛知県弁護士会では、住宅のトラブルでお困りの方のために愛知住宅紛争審査会を設置し、建築士と弁護士でタッグを組んで、紛争を解決するためのあっせん・調停・仲裁手続や、専門家相談を行っております。

 今年の10月1日から、紛争処理の手続や専門家相談の対象となる住宅が、2号保険付き住宅にまで拡大されました。新しくなった紛争処理手続について、愛知住宅紛争審査会の運営に携わる会員が説明します。

第1部 基調講演

「住宅紛争の現場から見た 住宅取得時の留意点」

講師:弁護士 犬塚 浩 さん

(第二弁護士会 住宅紛争審査会運営委員会 元委員長

 国土交通省 制度施行10年経過を見据えた住宅瑕疵担保履行制度に関する検討会座長)

 犬塚弁護士は、弁護士として住宅紛争の事案を数多く取り扱われ、国土交通省の住宅に関する制度の検討会・委員会や、日弁連・第二東京弁護士会で住宅紛争審査会の運営・制度の検討を行う委員会に長年携わってこられたほか、情報バラエティー番組(フジテレビ「ワイドナショー」)のコメンテーターとしても活動され、分かりやすく的確なコメントで定評があります。

第2部 トークセッション・パネルディスカッション

(1)トークセッション

「知っておきたい住宅取得時の15のチェックポイント」

話し手:建築士 谷村 留都 さん

    (愛知建築士会)

聞き手:今泉 麻衣子 会員

    (愛知県弁護士会 愛知住宅紛争審査会運営委員会 副委員長)

 マイホームを手に入れるときのチェックポイントについて、建築士の谷村さんにお話をうかがいます。谷村建築士は、一級建築士としての設計監理業務の豊富な経験を活かし、裁判所の調停委員や住宅紛争審査会の紛争処理委員として活動されています。

(2)パネルディスカッション

「マイホームを安心して取得できる社会のために必要なこと」

パネリスト:河田 崇 さん(一般財団法人 住まいづくりナビセンター 専務理事)

      犬塚 浩 さん(弁護士)

      谷村 留都 さん(一級建築士)

コーディネーター:富岡 幸宏 会員

         (愛知県弁護士会 愛知住宅紛争審査会運営委員会 副委員長)

 ここからは、住まいづくりナビセンターの河田専務理事も加わり、第1部の基調講演と第2部のトークセッションを踏まえ、私たちが今後安心してマイホームを取得できる社会を実現するために必要なことなどを議論します。

 河田さんは、住宅金融支援機構(旧:住宅金融公庫)、旧建設省・国土交通省のほか、ハウスメーカーで幅広い職務経験を積まれ、現在、住まいづくりナビセンターで、住まいづくりの的確なアドバイスを提供するための活動に携わっておられます。

講師・パネリスト紹介

弁護士 犬塚 浩(いぬづか ひろし)さん

 弁護士として住宅紛争を多数取り扱うとともに、第二東京弁護士会が設置する住宅紛争審査会の運営や住宅取得に関連する制度の創設・改正を議論する国の委員会・検討会の委員・座長を歴任するなど、住宅紛争に関する法律実務と住宅関連制度に精通。また、テレビの情報バラエティー番組(フジテレビ「ワイドナショー」)にコメンテーターとして出演、分かりやすく的確なコメントが好評。

<略歴等>

 平成5年弁護士登録(第二東京弁護士会) 京橋法律事務所

 第二東京弁護士会 住宅紛争審査会運営委員会元委員長

 日本弁護士連合会 住宅紛争処理機関検討委員会元副委員長

 国土交通省「制度施行10年経過を見据えた住宅瑕疵担保履行制度に関する検討会」座長、同省「マンション敷地売却・建替えに関する専門家相談等PT」座長

 リフォーム推進協議会「標準契約書式の瑕疵担保・保証書作成検討小委員会」委員など公職多数

<著書等>

 「住宅リフォーム・トラブルの法律知識」(大成出版社)

 「建築紛争における損害賠償算定基準」(大成出版社)

 「建築紛争判例ハンドブック」(青林書院) ほか多数

建築士 谷村 留都(たにむら るつ)さん

 一級建築士として、主として新築住宅の設計監理,リフォーム工事の設計監理を手掛ける。平成22年から名古屋地方裁判所調停委員、平成27年から愛知住宅紛争審査会紛争処理委員として、これまでの設計監理業務の経験を活かし、紛争処理や専門家相談に従事。

<略歴等>

 昭和52年12月 一級建築士資格取得

 昭和49年 4月~53年 5月 稲冨建築設計事務所勤務

 昭和59年 9月~アール・アンド・エス設計工房設立 現在に至る

 平成22年 4月~名古屋地方裁判所 調停委員

 平成27年10月~愛知住宅紛争審査会 紛争処理委員

 平成30年 4月~名古屋市建築紛争調停委員会 委員

 (公社)愛知建築士会、(公社)都市住宅学会

 UIFA Japon(国際女性建築家会議 日本支部)

河田 崇(かわだ たかし)さん

 住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)、国土交通省(旧建設省)、ハウスメーカーでの幅広い職務経験と、住まい手が安心して適切な新築・リフォームを行える環境作りとその実現のための各種支援を目的とする「一般財団法人住まいづくりナビセンター」での取組み等を通じて、住宅建築・リフォームの実務や各種関連制度に精通。住まいづくりナビセンターでは専務理事として、「住まいのナビゲーター」派遣、セミナー開催、「リフォーム評価ナビ」(国土交通省住宅局補助事業)などの啓発・情報提供事業を積極的に推進。

<略歴等>

 一般財団法人住まいづくりナビセンター 専務理事(現職)

 大阪大学工学部卒業後、住宅金融公庫(現:住宅金融支援機構)に就職。

 本店技術開発課で「木造住宅工事仕様書」の作成や住宅の性能向上促進のためのセミナー等の企画実施を担当。業務推進部長、東海支店長、本店地域業務第一部長を経て機構退職後、現職に。機構在職中に、(旧)建設省住宅局木造住宅振興室、国土交通省住宅局住宅生産課、積水ハウス総合住宅研究所熱環境グループに出向するなど住宅に関わる幅広い業務経験を有する。