「手術動画の録画・保存に関する調査研究報告書」を取りまとめました

 愛知県弁護士会の人権擁護委員会医療部会では、医療に関わる人権についての調査研究を行っています。このたび、その調査研究の一環としまして、「手術動画の録画・保存に関する調査研究報告書」を取りまとめましたので、PDFファイルにて掲載させていただきます。

 本来は病気を治すために行われる手術において、大変残念なことに患者さんが死亡してしまう医療事故があります。そのような事故が起こったときには、死亡してしまった原因を調査し、二度と不幸な事故が起こらないようにするための再発防止をしてもらうことが重要です。しかし、これまで、手術の様子が必ずしも録画・保存されていなかったため、事故が起こってしまった後に手術の状況を正確に再現し、十分に検証することが出来ないことがありました。

 そこで、当部会では、一定の手術においては、手術の録画・保存を法律によって義務づける必要があるのではないか、そのために、国や医療に関する学会等は、一定の取組をする必要があるのではないか、との問題意識のもと、この研究を行いました。

 この報告書が多くの方の目に触れて、より安全で質の高い医療の一助となることを願っています。

 手術動画の録画・保存に関する調査研究報告書

(※クリックすると別ウインドウでPDFファイルが開きます。)