愛知県弁護士会と外部機関の連携のご紹介

 犯罪にあわれた方々に認められている様々な権利や地位を実現するために、私たち愛知県弁護士会でも様々な支援活動を行っています。

 当会が行う支援活動は犯罪被害に遭われた方々の法律相談を受けるだけでなく、犯罪被害に遭われた方々を支援する外部機関とも連携をしています。

 今回は公益社団法人被害者サポートセンターあいち(あいポート)と名古屋市人権施策推進室からコメントを頂きました(掲載は到着順)。

公益社団法人被害者サポートセンターあいち(あいポート)からのコメント

 公益社団法人被害者サポートセンターあいち(愛称:あいポート)は公安委員会指定の犯罪被害者等早期援助団体です。

「犯罪被害等を早期に軽減するとともに、犯罪被害者等が再び平穏な生活を営むことができるように支援する」ことを目的として支援活動をしています。

 具体的には、電話相談、病院・警察・検察庁・裁判所などへの付添いや代理傍聴、臨床心理士によるカウンセリングや弁護士による法律相談などを行っています。

 愛知県弁護士会とは設立当初から連携を進めてきました。また犯罪被害者支援委員会の弁護士を理事に迎え、運営に参画いただいています。

 例えば、電話や面接による法律相談はもちろん、毎月開催している「全体会」にもオブザーバー参加いただき、その場で法的なアドバイスをいただけるのは大変心強いです。

 ひいては被害者支援の充実につながっています。

 今後もより一層の連携をお願いいたします。

理事 支援活動委員長      小島きぬ子
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  • 犯罪被害者等支援シンボルマーク「ギュっとちゃん」と愛知県弁護士会公式キャラクター「ひまるん」です。
  • ひまるんはTwitterでもつぶやいています。

名古屋市人権施策推進室からのコメント

 名古屋市では、名古屋市犯罪被害者等支援条例に基づき、関係機関との適切な役割分担を踏まえ、他機関で実施されておらず、基礎自治体として取り組むにふさわしい支援等を実施しております。

 具体的には、名古屋市犯罪被害者等総合支援窓口を設置し、専任の支援員が、被害者等が直面している問題に対する相談に応じ、必要な情報の提供及び助言を行うとともに、名古屋市の支援施策の提供や、関係機関との連携・連絡調整等を行っております。また、犯罪被害者等支援の必要性を広くご理解いただけるよう、積極的な広報啓発・人材育成を行っております。

 愛知県弁護士会には「犯罪被害者等支援に関する法律問題援助事業」という形で、総合支援窓口の支援員が相談に対応する際に直面した法律上の問題について、専門的な立場から助言等をお願いしております。犯罪の被害に遭われた方やそのご遺族の方々の支援を行ってみえる犯罪被害者等支援委員会に所属する弁護士から、その経験に基づく適切な助言等をいただくことで、窓口の円滑な運営や相談対応の質の向上につながっていると、日々実感しております。

 今後とも、犯罪被害者等の心に寄り添った支援を行うことができるよう、それぞれの特徴を活かし、ともに連携しながら取り組みを続けていきたいと思っております。

法律相談を希望される方は愛知県弁護士会
「犯罪被害に関する法律相談」をご利用下さい。

犯罪の被害にあわれた方々のために、無料で電話相談を行っています。

  • 電話番号  052-571-5100
  • 相談時間  毎週金曜日(祝日・年末年始は除く)13:00~16:00

 専門の研修を受けた愛知県弁護士会所属の弁護士がご相談に応じます。
 電話相談の結果、実際に弁護士に会って相談することが必要な場合には、ご希望により、弁護士が実際にお会いしてのご相談に応じます。ただし、実際に弁護士に会って相談を受ける場合には有料(30分5500円(税込み))となります。

「弁護士による被害者支援案内」

 愛知県弁護士会では、一定の重大な犯罪の被害者の方に対し、一回かぎり、弁護士が無料で面接して手続などを説明する制度があります。

ご希望の方は当弁護士会までお問い合わせ下さい。

  • 電話番号 052-203-1651(代表)

詳しい案内はこちら【PDF