2026年(令和8年)10月28日

                     愛知県弁護士会    

                      会長  長谷川 龍 伸

  

 この度、愛知県弁護士会(以下「当会」といいます。)におきまして、以下の個人情報漏えいが発生しました。該当する会員および一部の退会会員の皆様には、ご迷惑とご心配をお掛けすることとなり、心よりお詫び申し上げます。

 該当する皆様には、お詫びと共に漏えいの事実を個別に通知させていただいたところですが、一部の退会会員の皆様に対しましては、連絡先不明等の理由により個別の通知が困難であることから、これらの方々への通知に代わり本公表を行う次第です。

 なお、現在までに、誤送信されたメールの送信先の全員から、メール及び添付ファイルを削除したことないしはメールを受信していないことの確認が取れており、弁護士会の外部への情報漏えい及び二次被害は確認されておりません。

1 事案の概要

 令和8年9月30日(月)に、当会事務職員から55名の委員が登録している当会の委員会メーリングリストに添付ファイル付メールが送信されましたが、当該添付ファイルの作成にあたり、令和6年1月当時に作成されていたファイルのシートを利用したところ、当該ファイルの別シートに会員データが記載されており、このシートの存在に気付かず、削除しないまま、ファイル作成を完了し、当該ファイルを添付してメールを送信したものです。

2 漏えいした個人情報

 令和6年1月当時に当会の会員管理システムに登録されていた退会会員を含む2937名(ただし、同時点での逝去者約200名を含む)分のデータであり、会員名簿等に掲載されている情報のほか、職務上の氏名以外の氏名、E-Mailアドレス、生年月日、年齢、登録換・登録取消に関する情報、会派名称、住所・電話番号及びFAX番号などの自宅情報、当会所属期間や法曹通算年数等の情報です。

3 当会の対応及び再発防止策

⑴ 被害拡大防止に向けた対応

 事態把握直後から、メール送信先の委員に対して削除依頼と削除の完了確認を行い、全ての委員について、削除完了ないしは受信していないことの確認が取れています。

⑵ 本人への通知と公表

 個人情報が漏えいした会員および一部の退会会員に対して漏えいの事実の報告とお詫びを行うと共に、個別の通知が困難な方のために本公表を行いました。

⑶ 再発防止への取組

ア 当会では、令和6年6月にも、当会の別の委員会のメーリングリストに宛てて担当事務職員から送信した電子メールの添付ファイル(Excelファイル)に、当会の会員管理システム上の全会員(一部退会者を含む。)の個人データが、削除するのを失念したまま残されていたことにより、個人情報が漏えいするという事案が発生しておりました。

 この事案を受けて、当会内の再発防止策として、①事務職員による会員管理システムへのアクセス制限、②事務職員から電子メールを送信するに際してはファイル添付を避け、削除しやすいストレージへのアップロードの方法を徹底すること(ただし明らかに個人情報を含まないものを除く。)、③事務職員に対する個人情報保護法についての研修の実施、及び④これら再発防止策実践に係る監査の実施を定めておりました。

イ しかし、前記再発防止策②について徹底できていなかったことから、ファイルの共有方法について、メールに添付して送信することを禁じ、全てストレージにアップロードする方法によることとしました。

ウ また、Excelファイル利用の際のルールを以下のとおり策定しました。

(ア) 過去のExcelファイルを利用する際には、コピーしてすぐ加工するのではなく、シート及び内容の確認をし、不要シートを削除してからデータ加工を行うこと。

(イ) 過去のものも含め、Excelファイルを利用、共用する場合には、次のいずれかの方法で行うこと。

 a 対象となる情報を含むシート以外の不要なシートは削除すること。

 b 表の書式のみを貼り付け、必要な範囲のみをPDFに変換すること。

 c 共有専用のファイルを新たに作成し、必要な範囲のみを可能な限り値として貼り付けること。

エ なお、前記再発防止策③については、研修未実施であった職員に対する研修を順次行っております。

オ 今後、再発防止策の履践を徹底することはもちろん、その効果の検証を行い、会内からの意見も集約し、事故の発生を未然に防ぐよう努めます。

4 本件についてのお問い合わせ

 当会(052-203-1651)までお問い合わせください。