ノッポさんにきいてみよう!
〜あなたの小さい頃の記憶はなんですか?




愛知県弁護士会、名古屋市の主催で、ノッポさんこと高見のっぽ氏を講師に招き、『ノッポさんにきいてみよう!〜あなたの小さい頃の記憶はなんですか?』と題する憲法週間記念行事が開催される。



ノッポさんにきく?あのノッポさんが喋る?

こう思った読者は少なくないだろう。ノッポさんといえば1967年から20年以上に渡り放送されたNHK教育テレビ幼児向け工作番組『できるかな』に出演し、一言も喋らず身振り手振りだけで見る者を惹き付けていた人である。ただこの間、ノッポさんは、作家として言葉も駆使し、数多くの子ども向け絵本、テレビの脚本、演出などを手掛けていた。2005年には、『グラスホッパー物語』で歌手デビューを果たし、とうとう言葉を発してメッセージを送り始めたのだ。

このように長年に渡り子ども向け文芸作品に携わってきたノッポさんは、子どものことを敬意を込めて「小さい人」と呼ぶ。

その敬意は、子どもが十分に大人の視点を持っているという自身の経験に基づくようであるが、その独特の世界観は、著書『五歳の記憶』(世界文化社)に随所に表れている。

近年、核家族化・社会環境の悪化に伴い「モンスターペアレント」なる親が増えているという。子どもとどう接していいかわからない親達が、全てを他人に責任転嫁しようと躍起になっている現象なのかもしれない。そんな親達にノッポさんなら何を語りかけるのか、子どもに敬意を表するノッポさん流「小さい人」との付き合い方とはどのようなものなのか、是非、聞いてみたい。

講演の後は、愛知県弁護士会所属の弁護士森絵里氏との対談が行われる。森氏は、『できるかな』の視聴者であるのみならず、一児の母として、ノッポさん流「小さい人」との付き合い方の魅力を、余すところ無く引き出してくれるだろう。

なお、講演に際し、ノッポさんは机を用意しない。得意の身振り手振りのみならず、73歳になった今なお華麗なタップダンスを披露してくれるのかもしれない。乞うご期待。


日  時平成20年5月17日(土)
 12時30分開場
 13時00分開演
場  所中区役所ホール
(地下鉄栄駅下車 12番出口すぐ。中日ビルから東へ歩いて2分)
参加費

入場無料、定員500名様