会報「SOPHIA」 平成24年11月号より

半田支部「法の日」記念事業が開催されました

 

半田支部 会員
塚 本 康 統


 11月18日、半田支部の「法の日」記念事業を、アイプラザ半田において開催しました。

本年も、午前の部は、無料法律相談を実施しました。午後の部は2部構成とし、第1部は、テレビでもお馴染みの脳科学者である澤口俊之氏をお招きし講演会を行い、第2部は、「法と脳で解決するお悩み相談所」と題する支部会員出演の寸劇を行いました。


 無料法律相談は、相談者数は18名であり(昨年は23名)、相談者数の減少傾向は本年も続いていますが、これは、半田支部の弁護士数が増え、日頃から法的サービスが行き届き、市民のニーズが満たされていることの証拠といえるのだろうと思います。


 午後の部第1部の澤口氏の講演は、今求められる人間性知能(HQ)について、わかりやすくご講演いただきました。豊かな人生を送るためのヒントが満載でした。澤口氏によると、脳科学的には「少女時代」の「GENIE」という曲が最適だとのことでしたので、毎日、聴くようにしています。


 午後の部第2部の寸劇は、支部会員演じる個性溢れる相談者が「相談所」に相談に訪れ、これに対する、同じく支部会員演じる個性的な素人回答者2名と澤口氏の回答の後、弁護士役の支部会員が正しい回答をするという内容でした。

この寸劇は、シナリオ作成、演出、照明、音響、出演等を全て支部会員及び支部会員事務所の事務員が行った、まさに半田支部オリジナルのものです。

本年の相談内容は、@交通事故(交通事故で壊れた「エコ装置」の損害賠償、物損で慰謝料の請求ができるか?)、A面会交流(離婚した妻に引き取られた子どもに会いたい!!!)、B相続放棄(父の死後、形見分けとしてロレックス等をもらった後に多額の借金が発覚し、ビックリ…。)の3件でした。

相談者及び回答者として出演した支部会員の演技力が見事であり、あり得ないキャラを、ものすごいテンションの高さ等で見事に演じきり、会場も大いに盛り上がりました。シナリオも面白く、一般人には馴染みにくい法律の話が上手に料理され、シナリオ担当者のセンスが発揮された内容でした。加えて、演出や音響も見事で、クオリティも高く、自画自賛ですが、本当に面白かったです。

あり得ないキャラ設定ではありましたが、扱われた事案は、現実にも起こりうる事案ばかりであり、法の役割や重要性を考えていただくきっかけになったと思います。まさに「法の日」の趣旨に相応しい内容でした。そして、市民の皆様に敷居の高い印象のある弁護士をかなり身近に感じていただくことができたと思います。


 来場者数は182名(支部事務局集計、支部会員は除く)と、昨年より大幅な増加となり、内容も年々充実していっています。この法の日記念事業は、半田支部の法の日記念事業実行委員会が中心となって、半田支部会員及び支部事務局が一丸となり、1年がかりで準備してきたものです。法の日記念事業を通じて、半田支部の結束力、団結力、一体感を感じることができました。支部会員数も増加する中、法の日記念事業の重要性はますます大きなものになっていると思います。次年度以降も、半田支部会員一同、頑張っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。