法の日記念行事開催される
江川紹子氏を一宮支部にお迎えして一宮支部 会員 長 澤 渉
1 はじめに
去る3月11日(土)、一宮市民会館にて、当支部の「法の日記念行事」が開催されました。当支部の記念行事は、今回で2回目です。
午前は当支部会員による無料法律相談、午後は江川紹子氏をお迎えして、講演とパネルディスカッションが行われました。
2 無料法律相談(午前の部)
会館の1部屋を、間仕切により10のスペースに分けたうえで、1コマ20分の相談枠を40コマ(10×4周)用意しました。当日は、午前10時開催にもかかわらず、午前9時頃から並んでみえる方もおり、整理券など配りつつ、結局、30コマ以上が埋まりました。
弁護士10名が一度に1部屋に入り相談を受ける形となり、法律相談中の2時間、その部屋はずっと熱気に溢れていました。
3 江川氏講演(午後の部@)
午後からは、江川氏の講演が行われ、足利事件や布川事件、公訴時効の撤廃の可否、特捜の存在意義など、幅広い分野について、江川氏の取材ノートに基づく体験談などをお話しいただけました。
4 パネルディスカッション(午後の部A)
講演後は、江川氏と当支部会員とのパネルディスカッションが行われ、「なぜ刑事弁護をするのか」、「なぜ冤罪があってはならないのか」などについて意見交換が行われました。市民の皆様に対する情報発信が一番の目的ですが、私自身、普段忘れがちな刑事弁護における弁護士の職責を、改めて認識することができました。
5 番外編
その後、一宮駅前「風来坊」にて打上げが行われ、江川氏には、翌日の「サンデーモーニング」ご出演予定にもかかわらずお付き合いいただけました。江川氏は本当に気さくかつ結構「いける口」であり、活字にできない同番組舞台裏なども話していただけました(私は、江川氏の対面という絶好のポジションに座ることができたのでした。)。
6 おわりに
法の日記念行事は当支部でも定着しつつありますが、集客方法についてはなお検討の余地がありそうです(新聞記事の掲載をしていただいたり、カラー刷チラシを役所、学校、飲食店などに置かせていただいたりしましたが、午後の部の集客目標1000人に対し、300人程度の集客にとどまりました。また、予算との関係上、新聞折込チラシは断念せざるを得ませんでした。)。この点、どなたかお知恵を拝借できればと存じます。
ところで、江川氏は「ツイッター」愛用者とのことです(後日、早速チェックしてみたところ、「尾張一宮なう!」との「つぶやき」がありました。笑)。つぶやき好きな方は、フォローなどされてみてはいかがでしょうか。