会報「SOPHIA」 平成21年7月号より

涙と笑いの、子どもセンター「パオ」3周年記念イベント開催される


会員福谷 朋子

  1. 7月11日土曜日、NPO法人子どもセンター「パオ」の3周年記念イベントが東別院会館で開催されました。テーマは「こどものいま・みらい〜わたしたちにできること」。

    イベントは、子どもの本の専門店「クレヨンハウス」を主催される作家の落合恵子さんの講演(第1部)と、パオの一員でもいらっしゃるタレントの矢野きよ実さんと、パオの理事長である多田元会員、講演に引き続いてご参加いただいた落合恵子さんのトークショー(第2部)という2部構成で行われました。愛知県弁護士会には、今年も後援いただいた関係で、子どもの権利特別委員会担当の天野副会長よりご挨拶いただきました。

    当日は、落合さんファン、矢野さんファン(中には多田会員ファンも?)の方々が朝から列を作り、大変な盛況ぶりでした。


  2. 第1部:落合恵子さんの講演

    まず落合さんは、父の顔も知らないという自らの生い立ち、多感な中学生の時期に、お母様から「望んで望んであなたが生まれた」「生まれてきてくれて本当にありがとう」と言われたことが、現在の自分の根っこになっているというお話をされました。「自分が今ここに在ること」について丸ごと受け止めてもらうことがどんなに大切なことか、改めて実感するとともに、虐待や非行などの様々なケースで出会った子どもたちの顔が浮かんできました。

    その後も、「ふつう」に潜む危険(「ふつう」でない人を排除してしまう)や「(支援のときには)リーダーでなくガイドであること」など、心にしみ入るお話は続き、最後にキャロルキングの「You've got a friend」の唄に合わせて、落合さんが自らの訳詞を朗読されたときには、思わず涙してしまいました。


  3. 第2部:トークショー

    落合さんの講演の余韻醒めやらぬ中、第2部ではパオの概要や活動、パオの運営するシェルターを利用した子どもたちのことなどが紹介されました。長年の憧れであった落合恵子さんと同じ舞台に立った多田会員は、得意の駄洒落も一発しか出ない緊張ぶりでしたが(知り合って10年になりますが、あれほど緊張した多田会員を見たのは初めてでした。)、矢野さんが絶妙のタイミングで多田会員に突っこみを入れ、本当に和気あいあいとした雰囲気のトークショーとなりました。落合さんの魅力については既述のとおりですが、そこに、設立当時からパオを支援し、その全てを熟知されている矢野さんの的確かつ明るい進行と、常に子どもに寄り添って活動されている多田会員の言葉の重みが加わり、より厚みのあるトークショーになったのではないかと思います。裏方の仕事を忘れ、最後まで聴衆として聞き入ってしまいました。


  4. イベント終了後には、落合さん・矢野さんお二人ともロビーに出て下さり、最後の最後まで盛り上がりました。

    みなさま、今後とも「パオ」へのご支援・ご協力をお願い申し上げます。






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