特集 就職最前線(後編)
狭き門に殺到
−司法修習生に対する就職説明会
平成21年2月10日午後6時より、62期修習生に対する就職説明会が当会会館で開催されました。
就職説明会は、当会就職・採用プロジェクトチームのご尽力により例年開催されているものですが(詳細は1月号「愛知県弁護士会の就職状況について」参照)、会報企画にあわせて急遽取材に行って参りました。
早めのつもりで15分ほど前に会館へ行ったのですが、すでに、会館は「就活ルック」の修習生であふれかえっておりました。
説明会は、メイン会場である5階ホールにとりあえず全員が集合し、入谷会長の挨拶の後、すぐに各ブース(といっても仕切りがあるわけではありませんが。)に分かれて始められました。
説明会は、5階ホールで行うものと思っていたのですが、採用側の参加事務所も多く、5階ホールだけではおさまりきらず、ホールの8ブースのほか、ホール外のロビーに2ブース、4階会議室に5ブース、3階小会議室にも3ブースの合計18ブースをやりくりして設置し、8時の終了時間までの間に、修習生が順次各ブースを回って採用側の説明を聞く、という慌ただしさでした。
参加した採用側事務所の内訳を見ると、当会本会から10事務所、西三河支部から2事務所が参加したほか、三重弁護士会から3事務所(いずれも津市)が参加し、また、法テラスも1ブースを出していたほか、一般企業も2社(株式会社アルペン、朝日インテック株式会社)がブースを出しておりました。
これに対し、参加申込みのあった修習生の数は、136名であり、1ブース1名の単純計算では、7倍以上の狭き門ということになります。参加修習生は、もちろん、名古屋修習が多いのですが、西は福岡、南は高知、北は山形まで全国各地からかなりの数の修習生(名古屋修習以外が約半数)が参加しました。
各ブースは、一度に10名近い修習生が鈴なり状態となって真剣に話を聞いており、インタビューなどしてみようかと思いましたが、とてもそのような雰囲気ではありませんでした(以前は、ビールを出したこともあったそうですが隔世の感があります。)。
就職PTのご努力により、就職説明会は、例年大盛況ですが(平成19年3月は修習生62人、16ブース。平成20年2月は114人、23ブース。)、今回は、採用側ブース数が前年より減少しており(昨年2月のブース内訳は、本会11、西三河3、東三河2、三重5、岐阜2)、今後の就職難を暗示するようで、気にかかるところです。
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