会報「SOPHIA」 平成20年10月号より

第1回ナゴヤアドベンチャーマラソンに参戦

会員 野本 智之


ランニングクラブの精鋭7名で、第1回ナゴヤアドベンチャーマラソンに参戦して参りました。フルマラソンに宮島元子選手、堀江亮介選手、樅木良一選手、ハーフマラソンに渥美裕資選手、村瀬俊高選手、私、10キロマラソンに岡嗣人選手がエントリーしました。同大会は今回が第1回ということもあり、我がランニングクラブの存在を大きくアピールしたいところ、斬込み隊長堀江選手にその役割を十分に果たしてもらいました。
 スタート前、堀江選手は小雨の降る中、Tシャツ短パンスタイルで登場しました。タオルも着替えのシャツも傘も持ってこず、持参した物はウエストポーチに入った若干の小銭とドリンクのみ。まさに後先を考えず走りにのみ集中する究極の斬込み隊長スタイルです。この堀江選手の気合いに感化され、我々はスタートを迎えました。
 堀江選手の斬込み隊長効果が功を奏したのか選手個人の実力なのか分かりませんが、各選手とも無事に完走することができました。特に宮島選手は4時間00分45秒でゴールし、フルマラソン女子部門別で見事第3位に輝きました。宮島選手は今大会前に網膜剥離の手術を受けて入院し、2ヶ月近く練習ができていなかったことから、今大会をリハビリの大会と位置づけていたのですが、リハビリとしての走りでも3位入賞を果たしてしまう底力は素晴らしいの一言に尽きます。
 樅木選手も素晴らしい走りを見せてくれました。フルマラソン2回目の挑戦で見事6時間の壁を破り5時間53分13秒で完走を果たしました。しかも、「最後尾」と書かれたゼッケンを着けた係員と併走しながらのフィニッシュ。レース後には「もうフルマラソンしか走れない体になってしまった。」との頼もしい発言まで飛び出しました。
 レース後は、浩養園で恒例の反省会が行われました。ハーフマラソン組とフルマラソンを駿足で駆け抜けた宮島選手の4人で先に反省会をスタートしました。心地よい疲労感とともに穏やかに反省会が行われていたところ、フルマラソンを完走し終えた斬り込み隊長堀江選手が雨と汗でずぶ濡れになったレース直後の状態そのままに豪快に登場。座席に着く前に大ジョッキを一気に飲み干し、反省会を活気付けました。
 樅木選手はレース後の足のダメージによって、反省会会場まで辿り着けるかどうかが懸念されましたが、何とか会場まで辿り着き反省会に参加することができました。
 反省会では、「フルマラソンよりトライアスロンの方が楽だ。」との堀江選手の体験が語られ、フルマラソンより短い距離が走れない体になってしまった樅木選手が、トライアスロン挑戦のため練習を開始するとの宣言をもって、反省会は閉会しました。
 ランニングクラブの今後の発展が楽しみであります。



 






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