今年も当会館にて7月30日から8月3日までサマースクールを開校した。
初回(平成15年)のキャッチコピーを確認してみると「夏休みの自由研究・職場訪問を何にしようか考えている中高生の皆さん!この夏、名古屋弁護士会がオープンスクールを開催します。」とあった。弁護士会の広報も兼ね、司法に興味を持つ意欲のある中高生を弁護士会に迎え入れたいとの熱い思いからこの企画をスタートさせたものと思われる。
それから5年目。広報の意識、本物の裁判や生の裁判官、検察官、弁護士に接してもらいたいとの思いのほか、異なる他人の意見を尊重しながら自分の意見を根拠をもって発表し、他者とコミュニケーションをとりながら問題を解決する力を身につけてもらいたい、とする「法教育」の一つの大きな目的が明確に意識されてきている。前半に「法廷傍聴」続いて「専門講座」、最終日には「刑事模擬裁判」という構成もほぼ定着した。本年の参加者は137名、のべで237名。