会報「SOPHIA」 平成18年8月号より

「裁判官・検察官ここだけの話」に参加して

名古屋地方検察庁検事
江 幡 浩 行

名古屋地方検察庁総務部に在籍している私は広報活動に携わることが多いのですが、振り返ってみると、広報活動の対象者は、そのほとんどが成人の方であったように思います。そんな中、今回出席させていただいた「裁判官・検察官ここだけの話」は、普段あまり接することがない中高生を対象とする点で非常に新鮮であり、また、中高生の疑問に直接触れることができ、大変有意義でした。

木村拓哉氏が検事役を演じたテレビドラマ「ヒーロー」の放送があったからでしょうか、参加した中高生は、私が想像していた以上に検事という職種の存在をよく知っているようであり、今回中高生と話をしてみて、「みんな思った以上に検事のことをよく知っているなあ」と思い、新鮮な驚きがありました。出席した中高生は、キムタクとは似ても似つかない私を見て驚いたかもしれませんが、真剣な表情で、検事を志望した理由や仕事上の悩み、仕事をする上での心構えなどのほか、頂いているお給料の額(!)という極めて現実的なところまで質問をしてきましたので、私も、「ここだけの話」として、質問に率直に答えさせていただきました。

今回の企画は、中高生の素朴な疑問などに直接触れることができた点で大変有意義なものであり、いい勉強になりました。今後もこのような企画を通して中高生にも司法を身近なものに感じてもらえたらと考えています。どうもありがとうございました。






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