会報「SOPHIA」 平成17年9月号より

「父」から「娘」へ

会 員 山 田 幸 彦

 小野木朋子さんは、過疎地型公設事務所へ赴任することを決意して入会し、巣立っていく、当会で最初の弁護士です。紋別ひまわり基金公設事務所へ赴任した松本三加さんといい、女性の方が元気なのでしょうか。

 過疎地派遣弁護士のベースキャンプ的役割を果たしている東京の都市型公設事務所等と違って、脆弱で格別のノウハウもない私の事務所では、結局普通のイソ弁として勤務してもらい、研究会や弁護団等に参加して経験を積む手助けをすることが精一杯でした。

 年若い娘を嫁がせる父親のような、喜びと多少の心配の入り交じった心境ですが、意欲に溢れた小野木さんのことだから、困難も乗り切っていくでしょう。小野木さん、頑張れ。








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