パネルディスカッションでは、各パネリストの方々より、われわれの予想していた以上に踏み込んだ話をしていただいた。
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(左から)池井教授、廣岡氏、犬飼氏、井端氏【中日新聞社提供】 |
廣岡氏は、年俸制度に関し、最初に設定した金額を成果に応じて減じていく方法を提言したほか、プロ野球界の内情なども暴露して参加者へのサービスもしてくれた。
井端氏は、選手の視点からみた契約交渉の現状をかなり率直に話していただいたほか、ストライキ前の選手の意見などをお話しいただいた。
池井教授からは、講演に引き続き、球団の営業対策に関するメジャーとの違いなどを、実例をまじえてお話しいただいた。
さらに、犬飼氏からは、ストライキの問題に関し、その後の継続した検討が重要であるとの趣旨の鋭い指摘などをいただいた。
そして、高木益一氏(廣岡氏ロッテGM時代の選手との契約交渉担当者)から「成績の悪かったときは下げても構わないからというスタンスで、成果などをアピールする姿勢でいけば、球団から受け入れられやすいのでは。」という席上発言などもなされた。
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