〈インタビュー〉
―――人権賞の受賞おめでとうございます。受賞された感想はいかがですか。
子どもが子どもらしく生きられるように、との願いで活動してきました。それが「人権」という2文字に通ずることを、受賞して初めて知ったという感じです。
他方で、自分のことを見つめられたことで、ようやくスタートラインに立てたのかな、という気持ちです。
この賞は、「これから頑張れ」というメッセージとして受け止めたいと思います。
―――授賞式にはCAPNAのメンバーも大勢かけつけてくれたそうですね。
はい。皆私の保護者のようなものですから。「おめでとう、今度受賞パーティーをやろう」と言ってもらいました。
―――開業医として、今後どのような活動をしていこうとお考えですか。
子どものことに関心を持ち、外にでていく医師があまりいません。病院の外に出て、虐待の問題などにも積極的に取り組む医師の仲間を広げていきたいと思っています。
―――地域との関わりとしては、どういった活動をしていこうとお考えですか。
たとえば、小学校と中学校とが断絶していて、小学校の時にある子どもが抱えていた問題などが、全く中学校に引き継がれません。これでは、子どもの成長に即した息の長い関わりが出来ないのではないかと思っています。
スクールカウンセラーとして学校により深く関わり、小学校と中学校との橋渡し役にもなりたいと思っています。
―――今後の抱負などをお願いします。
今やっている活動を地道に進めながら、徐々に仲間を広げていきたいと思っています。
あせらず、こつこつやっていこうと思っています。
―――是非頑張ってください。
今日はどうもありがとうございました。
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