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1 外国為替証拠金取引とは
外国為替証拠金取引(以下「FX取引」)とは、通貨の交換価値を指標として行う証拠金取引のことをいいます。
証拠金取引とは、わずかな証拠金を出すことで巨額な取引ができる取引のことで、例えば、1口(1枚)当たり1万円の証拠金を出して、1万ドル(約100万円)購入するような取引のことをいいます。この取引では、1口の単位が、1ドルの1万倍ですので、倍率が1万倍ということになります。
具体的に考えると、1万円の証拠金を払って、1万ドル購入し、1円円高(99円)になると、損失は、1円の1万倍の1万円となり、その結果、払った証拠金はなくなってしまいます。
ところで、FX取引は、通貨の取引であるところから、スワップ金利が発生するとされていて、金利の高い通貨を買い、金利の低い通貨を売った場合には、その差額の金利を得ることができるとされています。金利の低い通貨を買い、金利の高い通貨を売った場合には、金利を支払うことになります。
2 FX取引の危険性
既に述べたように、FX取引は、危険な取引の代表格である先物取引と同じ証拠金取引であるので、拠出した金額よりも多額の金額の取引をしており、相場が見込みとが逆に動けば、直ちに莫大な損失を被る可能性があります。
上の例のように、わずかな為替相場の変動が、直ちに巨額の損失につながり、出したお金がなくなってしまう上、さらに追加して金員を支払わねばならなくなることも決して少なくありません。
しかし、業者の勧誘では、このような危険性の説明が十分なされず、スワップ金利が発生するとして、「高い金利の外貨預金のようなものです。」といった安全性・有利性を強調した勧誘がなされることが多いものです。
また、取引自体、公の市場でなされるものでなく、不明朗な点が多いこと、いわゆる独立系の業者には、財産的基盤が弱く、信用リスクが高いところも少なくないことから、十分注意が必要です。
3 被害の急増
当会のみならず、各地消費者生活センター等にも多数の相談が寄せられており、相談の急増を受けて、国民生活センター及び金融庁では、FX取引の危険性などについてホームページで注意喚起をしています。
http://www.fsa.go.jp/ordinary/iwagai/index.html(金融庁HP)
http://www.kokusen.go.jp/soudan_now/shoukokin.html(国民生活センターHP)
このようにトラブルが増加したため、平成17年7月1日から、今まで放置されてきたFX取引に対し、法律による規制が始まりました。規制の主な内容は、勧誘の要請をしていない顧客に対して訪問又は電話による勧誘が禁止(いわゆる不招請勧誘の禁止)されるほか、断定的判断の提供の禁止などの規制が導入され、金融先物取引業者には登録が義務付けられました。
4 もし被害に遭ってしまったら?
もし、被害に遭ってしまったとしても泣き寝入りする必要はありません。示談交渉や訴訟によって解決できる場合もありますので、愛知県弁護士会名古屋法律相談センターの投資被害に関する相談(予約制。受付電話052-252-0044)などにご相談下さい。
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